Snow Manさんの行く先

かの夏目漱石の名作、「こころ」に『精神的に向上心のない者はばかだ』という一節がある。自己研鑽に励むことが人生において重要であり、遊びや色恋にかまけていたらいけないよという意味らしい。小説は書き手の思いが色濃く描写されている媒体なので、この言葉は夏目さんが人生で大事にしている言葉だったんだなあと何年か前の国語の授業中に思った。


いきなり何の話?


Infighterの話です!!!!!



(このアルバム用ホームページのマニアってる?という問いかけを見るたびに一回たりとも間に合ったことはないんだよなという気持ちになる)


発売前に全国スノハロウィークと称して各ラジオ局でアルバム曲を全曲フル解禁という暴挙に出たのでそれぞれどういう感じの曲かはなんとなくわかっていました。しかし、一回聞いてすべて把握するという能力は持ち合わせていないのであやふやなままアルバムを買い、とりあえず全曲ぶっ通しで聞いたのですが...


Infighterめっっっっっちゃ良い...

(濃度0.1%の原液を1000倍希釈した溶液並みに薄いことを大文字で書くんじゃない)


音楽センスというものを一ミリも持ち合わせていないのでこの音がどうとかのなんかすごい説明はこの先全くないのですが、でも言いたい。全人類にInfighterの良さを大声で叫びたい。

まずサウンドが良い。今までのSnow Manの曲になかった音で構成されていて新曲です!!!という主張がとても強くて良い。良すぎて「今まで応援曲やTheアイドル曲も手掛けてきたんですけどこういう曲調もこなせるんですよ~どうですかね~?」と営業をかけているSnow Manさんの姿が見える。

特にサビの音の中毒性がすごい。

ちょうどここに試聴できるサイトがあるのでとりあえず聞いてほしい。数十秒で終わるので何卒...

試聴解禁時はこのパートがサビだとはつゆ知らず「冒頭がななな~から始まるなんて変わった曲だなあ」とぼんやり思っていたのだが、後にサビであることが分かりびっくり仰天パニックパニックしてしまった。

サビって一番耳に残る部分だからそのわずかなフレーズにメッセージを込めるべきなのにまさかのNanananaである。一番大事な部分をNanananaで占めてしまっているのである。なのでInfighterを聞いた後にNanananaしか言えなくなってもそれはもう仕方のないことなのだ。なぜならサビがNanananaだから。オタクがNanananaしか言えなくなるのも全部全部Infighterのせいにしてしまおうよ....

Snow Manさんの初めての恋愛ポップソングを最低な替え歌にするな

次に歌詞がすんごくいい。

強敵にも恐れずに立ち向かうというSnow Manさんの覚悟がにじみ出ている。しかも曲の終盤にかけてテンポが速くなっているのが思ったよりも敵が強すぎて焦燥感と高揚感を感じているさまを表現しているようでかなりいい。

特に「にこにこするほど裏・裏がある」をいつもにこにこしてる阿部亮平さんが歌っていらっしゃるというのが良いですね....スーパーインテリアイドルの阿部さんには裏がないと思いますが万が一阿部さんの裏を見抜いたとしても全部阿部さんの策略通りで結局オタクには何も分からない結果になりそう。


本題は2番Aメロである。


誰よりもっと先へ Boom Boom

ああファンタジーさえ唸るような世界へ


・・・

君達はどこに行こうとしているの?


このアルバムにEVOLUTIONという時代を駆け抜けるぜ!という決意表明の曲が収録されているのでSnow Manさんが立ち止まらずに進化し続けるつもりであることは重々承知ですし「連れてくよ キミの事」と佐久間大介さんが言うのでオタクはおとなしくついていくしかないのですが、それでも、それでもである。

せめてどこに行くかぐらいははっきり言いなはれ...

思えば記念すべきデビュー曲D.D.にて「淘汰の先にある未来へ」と歌っていたのでその時からSnow Manさんは聞いている人をどこかへ連れていきたがりな性格だったんだな、じゃあ仕方ないか~

ならんわ。

「淘汰の先にある未来へ」はまだどんな未来か想像つくんですけど、といってもオタクの貧相な語彙力想像力ではその未来はきっとSnow Manさんが色々な逆境に負けずに奮闘して輝く景色を掴んだ未来なんだろうなということしか想像ついていませんが、「ああファンタジーさえ唸るような世界へ」と歌われてもどんな世界か分からないのである。空想よりもすごい世界ってこと...?どこ...?何その世界...ファンタジー超えちゃった世界って三次元に存在するの...?でもこれだけは分かる、Snow Manさんの向上心半端ない。淘汰を乗り越えようと成長し想像を超えた世界を手に入れようとする9人なら誰よりもっと先の世界へと行けるに決まってるので...(盲目オタク)

それでも結局のところInfighterでオタクをどこに連れ去ろうとしているのか全く分からないので私達は何も知らないままSnow Manさんの後を追いかけるしかない。

しかしここでその世界が何なのか分かるヒントがあるんです。ここのパート、かの有名な「この地球の期待超えてけ」を担当なさられた目黒蓮さんの担当であるんです。

そう、つまりこの地球の期待を超えた先がファンタジーさえ唸るような世界ってことなんですよ!!!!

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)


...何が言いたいかというとInfighterかなりおすすめです。


おしまい

勢いだけでnoteを書くと危険という知見を得た。


まるでD.D.のアンサーソングがInfighterだと言ってるnoteになっていますが、Grandeurにも想像超えた世界をこの手に掴もうとする9人の決意が描かれてますのでInfighterはD.D.とGrandeurのいとこです。異論は認めます。






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