あなたのせいじゃない〜璃月〜

前回の流月の投稿を読んで、朝から泣いた。
大号泣した。というか、今も涙は止まっていない。

別に悲しいわけでも、辛いわけでもない。
そんな単純なものではなくて、いろんな感情が溢れてしまった。

もちろん今まで流月の気持ちを全て聞いてきたとは言わない。
流月は、1人抱えていることのことの方が多かった。
そう思っている。

でも、いろんな話をするようになった17歳から
もうすぐ26歳になる今に至るまで
私は、誰よりも流月と時間を過ごしてきたと思っている。

いや、大学時代東京を離れていたことを考えると、
物理的な時間数でいえば他の誰かに負ける。

だとしたら、正しくは
〝互いの喜怒哀楽、感情を開示してきた相手であろう。
私にとっては間違いなく流月だし、
流月にとっても私だと、私は勝手に自負している。

こんなことを言葉にするのはあまり好きではないけれど、
今回は許してほしい、と思う。

そんな私から言いたいことはたくさんある。

大学時代、電話口で泣いている流月の声を聞いて、
すぐに飛んでいけない距離にもどかしさを感じた。
むしろ、流月のいる東京を離れるという選択をした自分を恨んだことだってある。

心配で心配で、ただ1人ひたすら泣いた夜だってあれば、
電話で言っていた言葉、送られてきた文章を反芻して、
その意味について必死に考え込んだこともあった。
それでもやっぱり、本人ではないからわからないこともある。
必死に答えを探してみても見つからないことがほとんどで、
「やはり自分にはどうしよもできないのだ」という現実に落胆した。


流月から「生きていたくない」と初めて聞いた時、
私は、「そんなこと言わないで」と泣いた。
それからも流月が同じような話をする度に、
子供のように駄々をこねた。
流月がいなくなることは、私には考えられなかったから。

その話はもうやめて、と私が泣きながら訴えること数回?もっとかな。
受け入れることはできないと、ずっと思っていたけれど、

もしものことがあるかもしれない、と覚悟を決めた日があった。
これはきっと、私が私の意志を一方的に押し付けているだけで、いわばわがままで。
流月の意志を、きっとたくさん考えてから私に口にしただろうその意志を
真っ向から否定していたことに気づいたから。

もしも、絶対に嫌だけれど、流月がどの選択をしても私は受け入れなければならない、と。

大切だから。
流月の意志を尊重したかった。
だから私はある日を境に、
流月が「生きていたくない」と言葉にする度に、泣くのをやめた。
日常会話として、聞き入れることにした。

流月にとって、その言葉は、その選択肢を口にするのは。
人が就職、結婚、出産と一つ一つ人生を選択していくうちの一つである、ということを。

話が長くなってしまったね。
恩着せがましい文章になってしまったかしら。
そんなつもりはこれっぽっちもないんだからね。
でももし、いやだったら、この文章は消そうと思っているんだよ。

あなたが私を大切にしてくれるように、
「璃月が壊れていくのを止められたのは自分だけだったのではないか」と、
この前ポロッと後悔を口にしていたように、
私だって同じことを思っている。
もっと、もっとできることがあったのではないかな。
あるのではないかな、そう思わないこともない。
でもね、それは違うと思うんだ。

そして、今の状況を作り出したのは「自分」というのも違う。
声を大にしていう。
流月のせいじゃない。
誰のせいでもない。
色々原因を考えたらもちろん誰かのせいなのかもしれないけれど、
そうではない。

今もし私が大きな病気を患って余命宣告されたとして、
そんな中私が、「今までの生き方が悪かったからだ」
と言ったとしても、流月は絶対に
「そんなはずはない。誰のせいでもない」というでしょう。

私はそれと、同じだと思う。
例が少し極端かもしれないけれど、私はそう思うんだよ。

そう、長くなったけれど、これを言いたかったのよ。
あなたのせいじゃない。
自分を責めるのは違うからね、と。

流月が家族に全てを話したという事実は、私にとって嬉しいことだった。
家族はもちろん、泣いたと思う。
悔やんだのはお父さんだけではないと思う。
それでも、それが家族だから。
何を話しても、なんだかんだと受け入れてくれる、
それが家族だから。血の繋がりってこういう時は強いよね。

話したことで、みんなに辛い思いをさせてしまったかな。
苦しめているのかな。
なんて、そんなことは思わないでね。
流月がそう思うことは、家族の誰1人も望んでいないと、私は思う。

流月には、私もいれば、温かい友人がいて、
そして、肩を震わせて一緒に悲しんでくれる、
笑いながら泣いてくれる、家族がいるのだから。

さて、なんだかお手紙みたいになってしまったね。
そんなつもりはこれっぽっちもなかったんだけれど。
最近の浮いた?浮いているのか?てかTinderは聞いていないぞよ?!
近況を聞くのが楽しみで楽しみで、この日記を書いている途中にも連絡をしてしまったよ。

ではでは、また近く!
ばいちゃ!

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