ヤマシタキョーコ

福祉施設勤務 #双極性障害 #不登校 #フリースクール

ヤマシタキョーコ

福祉施設勤務 #双極性障害 #不登校 #フリースクール

最近の記事

大雪

明日の大雪予報にワクワクしている。 大混乱は困るけれど、何年か前の大雪の時はご近所さんがワラワラと出てきて、協力しあって雪かきをして楽しかった。 うちの夫は社交性Øなのだけれど、そんな夫もお隣さんやお向かいさん、その先のお家の人たちと談笑しながら膝まで積もった雪をせっせとかいていく。 非力な私は加勢はせず、それを眺めてちょっと温かい気持ちになっていた。 夫婦共働きや、専業主婦でも子どもの習い事などの送り迎えで、どこの家も本当に忙しい。 学校にあがる前までは、公園で子

    • できる事 できない事

      昨日はフリースクール協議会なるものがあって、代表がそれをZoomで受けるのを横で見ていた。 そこで、フリースクールに通う子たちの出席扱いについての話題になり、 中学生になると「学習指導要領」に則ってどういった単元を行えたか、それを在籍する学校に報告する事でクリアできるという話があった。 私たちのフリースクールでも出席扱いにしてもらうべく、学校にお願いに行くのだけれど、中学校になるとにべもなく断られてしまう事が多い。 ここでは毎日来る子は少数派。来るだけで精一杯の子が多い

      • 捨てる2

        つづき。 恩師からの届いていないと思っていた手紙が届いていた。 私の確認不足で新聞に挟まって、そのまま古紙入れに放ってあった。 あぶないあぶない。 手紙には、 私が「いろんな方向から物事を見る」事ができるようになったと書いてあった。 そう。 私の周りには色とりどりの人がいて、出来事があって、嬉しいこと悲しいこと憤ること、毎日たくさんの気持ちが湧き上がるけれど、その気持ちを冷静に受け止められるようになったと思う。 言い換えれば、自分の軸が出来上がってきたということで

        • 捨てる

          恩師に「早く荷物を捨てなさい」 と言われた。 1年ほど前にも同じことを言われていたので、ちっとも変わっていない自分を笑ってごまかした。 恩師はピクリとも笑わなかったけど。 荷物は本当の荷物じゃなくて、あれもこれもと背負い込んでしまっている地域の役員だったりボランティアだったりの「役割」みたいなもの。 辞めても私の生活にはなんの支障もない。 捨てないと本当にやりたい事が手に入らないんだよ。 人生はあっという間。有限なんだよ。 そこまで言われても、ポイッと捨てられない

          ゆるすということ

          娘の不登校から始まって、というよりも実際はもっと前から、夫とは子育ての価値観みたいなものの違いに、私が勝手に腹を立てる事が多かった。 そもそもほとんど家にいないので、 もういいよ!あんたなんか頼りにしてねーよ! てな状態がずーっとだったのだけれど。 それが不登校をきっかけに、 「いいかげんに子どもと向き合ってくれ。私一人じゃこればっかりはどうしようもないんだ!」と訴えはじめてみたものの、やっぱり夫は夫だった。 揉め事をさけたいのか子どもの訴えには全てイエス。お金も物も自

          ゆるすということ

          スプーンつくり

          1年前のことだけれど、 夢パークにふらっと行って、木のスプーンを作った。 アルプスの少女ハイジに出てきそうな素朴なスプーンだ。 そこには何でも手作りしちゃうおじさんがいて、 その時も金具を水につけて削る作業をしていたので、何を作っているか尋ねると、左利きの子用のナイフを作っていると答えてくれた。 あなたもどうぞ、とスプーン作りを勧められたので、それが目的で来たわけでは無いけれど、中学の図工の時間を懐かしく思い出して、木片を1個もらって作り始めた。 私は、娘の不登校をき

          スプーンつくり

          生きているだけで

          節分。 仕事前、久しぶりに神社へお参りに。 神主さんが、朝のピリっとした空気に響き渡る柏手を打っていた。 家族の健康と安全を御願いした。 不安な事が多い日常だけれど、 「生きているだけで、それだけでいいんだよね」 そう少しずつ思える今日この頃なので、気持ちは安定している。 おみくじを引くと大吉だった。 「さびしさに   何とは    なくて 来てみれば うれし桜の花ざかりかな」 急に 春が待ち遠しくなった。

          生きているだけで