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あさイチの股関節ケア特集を見て②…腸腰筋ストレッチは必要?

股関節が動かなくなると歩く立つにも支障をきたすようになるので、ストレッチをすると良いですよ。
 そして、ストレッチを行うのは股関節から離れたおなかからストレッチを行うと効果が高いという説明でした。

 理由は、おなかにあるインナーマッスルは股関節につながっているからと解説されていましたが、私には股関節から離れたところから緩めるのがなぜいいのかは全く理解できませんでした。

 なぜ????

 股関節からおなかにつながる筋肉、腸腰筋というインナーマッスルですが、股関節を曲げる筋肉ではありますがなぜこの筋肉から緩めると良いのでしょうか?

 礒谷式力学療法ではこの股関節を屈曲伸展させる筋肉のアンバランスは股関節が開きすぎたり、捩じれたりした結果で起こる骨盤の転移により緊張を起こすので股関節矯正後の座布団矯正などでストレッチを行う、言ってみれば二次的緊張を起こす筋肉ととらえています。

 この二次的緊張をストレッチすると、その時は筋肉も柔らかくなり具合がいいように思えるのですが長期的に続けてしまうとえらいことになります。

 当所でもよく見る例としては・・・

 猫背になると背中が丸まり、腰痛、背中痛が起こりますが、これはその形を考えればすぐにわかることですが、おなか側の筋肉が緊張するから体が横から見てCの字型に曲がるわけですから背中側は緊張していますが、引っ張られた結果で緊張をしているわけです。

 それなのにマッサージチェアーなどで二次的緊張の背中を一生懸命緩めてらどうなるでしょうか?

 体の前にが引っ張る力に抵抗して緊張していたのに緩めたら・・・・

 そうです、抵抗が無くなりますから猫背がさらに進むのです。

 腸腰筋を主に緩める弊害もこの事例と同様です。

 骨盤が後傾して腸腰筋が引っ張られて、抵抗をして緊張していたのに、緩めてしまったら・・・

 そうです骨盤後傾はますます進んでしまうのです。

 体を支える大事な股関節!
 ストレッチも、鍛えるのもバランスを崩さないよう、バランスを整えるように行いましょう!

体のゆがみの根本から問題を解決できる礒谷式力学療法ベースの整体院       杉並区・西荻窪 鴨下療法所

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