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マイルドヤンキーが大卒で就職を諦めた話

こんにちは。カモシカです。今回は僕が大卒で就職を諦めた話をします。有益なことは何ひとつありません。僕の過去語りです。

まず大学生当時の僕は、まさに「マイルドヤンキー」でした。マイルドヤンキーとはもう死語でしょうか?マイルドヤンキーとヤンキーはまったく異なり、かけ離れています。定義は様々かと思いますが、
①田舎が好き。地元密着。
②実家との距離が物理的にも精神的にも近い。
③地元の友人大好き。
④大型ショッピングモールが好き。
らしいです。

これはまさに僕のことです。地元が大好き。地元の友人とひたすら遊ぶ。実家に住んで、だいたいの買い物はドンキで完了。中学生から何も変化していません。12歳から22歳まで何も成長していなかったんですよね。これは今思い返すと恐ろしいです。

でもしょうがなかったんですよ。僕は地元以外の世界を知らなかったんです。限られた世界の中で頑張っていたつもりでも、環境の差は大きかったと今になっては思わざるを得ません。

当時の僕はマサラタウンで延々と数種類のポケモン達と格闘し僅かな経験値を得るために無限に時間を消費していました。ピカチュウをゲットするためにひたすらコラッタと対決を繰り返す日々だったんです。

でもピカチュウに出会ってしまったんですよ。それが就職活動でした。

僕は自信だけは何故かありました。全国の学生と比べても遜色ない。卓越した脳みそを持っている。
(実際に頭だけは良かったです。恐らく全国的に見ても。ただ頭が良いだけで行動をしたことがない頭でっかちのデッカチャンでした。いやそれすらも勘違いの可能性が...)

そんな僕は自信満々で就職活動に臨みます。もちろんマイルドヤンキーなので希望の就職先は地元の有名企業です。ただ練習のつもりで東京なんかへ行って大企業を受けるわけです。僕は当然お遊び感覚で行くので面接そっちのけで他の就活生に「この後飲みに行こう」とか悠長な誘いをするわけです。

しかし話しているとすぐに分かる訳です。「こいつらめちゃくちゃ頭良い。」それでも「俺は目利きが良いから頭良いやつばっかに話しかけてしまう。」まだまだ悠長でした。それでもそんなことを繰り返すとマサラタウンの小僧でも理解してしまう訳です。周りが優秀なんではなく、自分が劣っているだけなんだと。

この時は、さすがに落ち込みましたね。大好きだった彼女に1週間でフラれた時よりショックでした。自分の選択全てが間違いだったと思い込んでしまうほどに。

その状態で就活を続けて合格はするものの「本当にこのまま就職しても良いのか」「もっと他に選択肢があるのではないか」そう考えだすと、もう迷宮入りでした。そして迷子になっている間に内定承諾期限が流れていき、ニートの完成となりました。

そこから残された道は自然と限られ、大学院へと進学し、就職は諦めました。ここから無事マサラタウンにさよならバイバイすることになります。

最終的には大学院卒業時に外資系の大企業に就職することになったわけですが、続きはまたどこかで書きたいと思います。

ありがとうございました!

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