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星野源さんの「いのちの車窓から」が最終回を迎えたので

海外生活が始まってから、電子書籍ではあるが雑誌を読むようになった。
ニュースやSNS以外の重みのある日本語に触れたかったり、色んな世界を知りたくなったり、単なる時間潰しだったり、理由は様々であるが、自分にとっては大事な刺激になっている。

特に気に入っているのが雑誌「ダ・ヴィンチ」であり、中でも星野源さんの「いのちの車窓から」である。
ファンではなかったけれど、星野さんの書く文章を読むと、何となく心に立っていた波が穏やかになる気がして、好きになった。
テーマや内容に、共感できるような体験や考え方があるわけでもないのに、何故か心を楽にしてくれる、そんな文章を読むのを楽しみにしていた。

その連載が、23年6月号で終了となった。
”最終回”を目の当たりにしたくなくて、読むのが遅れたが、やはり心がすっと軽くなるような、素敵な文章だった。
連載をきっかけに聞き始めたオールナイトニッポンでも言っていたが、今後また違う形で星野さんの文章を読むことができる機会を楽しみに待ちたい。

とはいえ、海外生活で心の救いとしていた楽しみが、1つ失われてしまう。
でも、星野さんが前向きな理由で連載を終えたんだから、自分も心のバランスを自分で取れるようになりたいし、良い変化のきっかけにしたい。

問題は「どうやって?」という所である。
これを考えたくなくて、無意識に読むのを避けていたような気もするのだが、読み終えた今は、何となく、理由もなく、突っかかりもなく、「自分の気持ちを文章で書いてみようか」という気持ちになっている。

文章を書くのは苦手意識があるし、だからこそ客観的な紹介や案内みたいなことばかり記事にしてきたのだが、「自分の気持ちに、書くことで向き合ってみたい」と思った。

何でもいいから、書きたいと思った時に書いてみよう。
逆に書くことで心が大きく波立つことがあれば、一旦でも永遠にでも辞めてしまおう。
とりあえず、最終回を迎えた自分の気持ちを、書いてみよう。

それにしても、最終回の締めにはグッと来た。
ラジオで変態達の元締めのようなことをやっているのに、こんなこともできるなんてずるいなぁと思ってしまう。
次のオールナイトニッポンは、少しニヤニヤしながら聞いてしまいそうだ。

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