自分をいかして働きたい。わたしと仕事の4年間。

「好きなことを仕事にするのはキツイ。やりがい搾取されて、いいように使われがち。」

お客さんが笑顔になってくれる瞬間が好きで、6年間続けていたアパレルの販売職を辞めるとき、そう感じたのに。

なんとなく派遣で働いて、毎日職場に行って言われることをこなしていればお金がもらえる。

そんな日々に飽き飽きしてもがいていた、ここ4年間。


今週のテーマは、オリンピックにちなんで「4年間を振り返る」なので、わたしは「仕事」を軸にお話しします。


2014年のわたし。
派遣でマスコミの企画部で働きながら、デザイナーの転職を夢見て土日や平日夜にスクールに通い、友人の紹介でデザイン事務所で半年間働きました。

この年の目標は「突き進む」でした。
結果、傷だらけに・・・笑。


2015年のわたし。

今思えば、あの時のわたしは鬱状態。毎日罵倒され、ひとりで抱え込み、毎日泣いていました。半年もずるずると続けちゃったけど、違和感を感じた1ヶ月目で辞めたらよかった。

直感で感じた違和感は無視しちゃダメだ、ということに気づきます。



1ヶ月休んで、派遣で製薬会社のデザイン補助のお仕事に就きました。

ゼロから広告サンプル作らせてもらえたり楽しかったな。

ただ、仕事上以外のことで制約が多すぎて、鉄格子の牢屋に入ってる囚人のような気持ちで狂いそうな毎日・・・(服装や髪型の決まりとか、女子校かよ!って突っ込みたくなるくらい凄かった)

トイレに篭って「週4ペースで働きたい、早く辞めたい」みたいなことをメモに書き出して、自分の気持ちと折り合いをつけていました。


2016年のわたし。

断薬により、一気に体調不良に。こんなに辛いなら消えてしまいたいと毎日思っていました。

勤めていた仕事先では融通を利かせてもらい、なんとか続けていたけれど、「みんな頑張っているのに頑張れない」罪悪感から退職。


当時、病院や漢方薬局・鍼灸の治療と並行して通っていたので、お金を稼がないと病院も通えないし、なんとか働いたお金を治療代に回して・・・という生活を続けていたら、気持ちが爆発してしまったんですよね。

半年ゆっくり休んで復活し、年末から今にかけて事務のお仕事を並行して続けています。


2017〜2018年のわたし。

体調もだいぶ落ち着き、下町に引っ越します。事務のお仕事をしながらブログを始めて、今に至ります。


徐々に見てくださる方が増え、「楽しみにしています!」というお声をいただいたり励ましていただいたり、ダメモトでチャンスに飛び込んだら採用されたり。


少しずつ、欲しかった結果に近づいています。まだまだこれからだけれど。

多分、いつまで経っても生き方や働き方って悩むものなのだと気づきました。そう思えたら、吹っ切れました。


ここ4年間、これだけわたしがもがいていたのは、自分のことをよく知りもしないで「何者かになりたい」という思い込みがあったから。

「誰かのようになりたい」だけでは、自分の道が見つかるはずもないんですよね。

わたしはブログを始めてみて、書くことの楽しさや人と繋がること、喜んでもらえることで「わたしの仕事ってこれなんだ」と気づきました。


元気をなくした人がちょっとだけ前を向けるように、楽しみが見つからないと嘆く人に、素敵なものを届けるために。誰かに合わせようとして、自分をなくしてしまった人に手を差し伸べるために。

自分をいかしてはたらく。これがわたしのテーマ。

もがいていた4年間も、まぁ無駄じゃなかったかな!

もっと早くに気づきたかったけれど、気づいただけで前に進めてると思うから。



※「自分をいかしてはたらく」は、西村佳哲さんの本のタイトルより

執筆者:チヒロ@かもめと街 Twitter

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