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おはなし会

本を求めて公共図書館に出向く。

目的の本を手にし出ようとした時、本日のイベント予定に目がいく。見ると「ストーリーテリンク・語りのみのおはなし会」で午後2時からとなっている。只今11時30分だ。そうだ!聞いていこうと思った。

夏休みで急いではいない、自分ひとりだし、こんな時間の使い方も悪くないと考えた。そこで近くで少し贅沢(私にしては)ランチをとり、借りた本を読みながら時間まで待つ。

時間近くになって"おはなしの部屋"に行くと、ドア当番らしき方がいらして誘導されている。子どもたちもたくさん待っている。開場となり入室する。

参加者は、小学生15人と幼児2人大人6人スタッフ6人。大盛会だ。プログラムは

・だごだこころころ(同名絵本・福音館書店)
・なら梨とり(愛蔵版おはなしのろうそく3・東京子ども図書館)
・三まいの鳥の羽(子どもに語るグリムの昔話5・こぐま社)

いずれのおはなしも、語り手のものになっていて、楽しませていただいた。子どもたちも、気を許しているようでくつろいで聞いている。

暑い夏休み。子どもたちは、クーラーの効いた部屋でひとときおはなしの世界を楽しむ。なんと贅沢な時間。

この子たちのこれからの長い人生において、僅か30分であるが、これらのおはなしが、きっと何処で芽を出し花が咲くだろうなどと考えながら私は聞いていた。

私自身も、久しぶりにおはなしを聞いて、嬉しい時間だった。こんな出会いが嬉しい一日だ。

追伸
このおはなし会は、夏休み企画のようで、毎週開催されていて、参加者はスタンプを集めているようだ。


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