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ほんとは・・・

夏休みが終わり、授業が始まったら、週一回の「読み聞かせ会」が始まる。準備をはじめる。

8月と9月のプログラムを組む。「防災の日」や「仲秋の名月」「敬老の日」などがあり、プログラムのテーマなどに取り入れて構成するべく、頭を悩ませていた。絵本は何を?わらべうたは?流れが不自然にならないように・・・などなど。

ノートに書いては消し、代案を並べてみたり。そんな思案をひとりで地味にやっていたら、ひとり先生が用事で入ってこられた。そしてノートを見られて「何をされてるの?」と、問われた。

「休み開けの読み聞かせ会の構成を作っています。」と伝えると、「えっ?」「プログラムをきちんとたてておかないと、できませんから。」「意外です。」と返事が帰ってきた。(先生との会話はここまで。)

イヤイヤ、私はたとえ15分でも、プログラムを立てて、さらに自主練をしていないと、子どもたちの前では、できないのだ。普段何気に、準備もなしで、「読み聞かせ」や「わらべうた遊び」をしているように見えるかもしれないけれど。誰もいない時間などを使って、ひとりで実演やイメージトレーニングをしているのだ。

幸いひとり仕事なので、本当にひとりになる時間がある。そんな時は、図書館内に子どもたちがいっぱいいることを想定して、声に出して絵本を読んでいる。わらべうたをうたっている。

当然といえば当然。読み聞かせのボランティアさんや同じような仕事をしている方々みなさんも、そうだと思う。ほんとうは、人知れず努力をしているのだ。

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