ノラない時は
家族が、ある本を読んでいる。それは、どうやら後日映画か舞台を鑑賞するための、事前学習のための読書らしい。
読んでいて、なかなかノッテこないというか、頭に入らないというか、気持ちが入らないようだ。
学校図書館でも、特に高校生には、私はよく「読んでいて、気に入らなかったり、合わなかったら、途中でやめて、本を交換にきてね。」と声をかけることがある。
1冊の本を読み上げたという満足感は、読書では大切だが、面白くないと思いつつ読むのは、苦痛である。それが、課題図書だったり、学習に関する本だったらそうはいかないが、楽しみとして読む本だったら、心から楽しみたい。そのため、読書としての本選びを迷っている時は、「読みたいと思うヒラメキは大切にして、文章や描き方が自分と合わないこともあるから、そんな時は、気にしないで交換に来てね、あなたの読みたい本を一緒に探しましよう。」と声を添えて。それに「何度もあなたと会って、お話出来るのも嬉しいわ。」と。そんな繰り返しで、好みの本などがわかってくる。
本は、巡り合わせもあるから、あの時は、面白くなかったけど、今回は面白く読めた。その逆もしかり。
私など、内容を知らないと紹介できないので、義務的に読んでいることもある。(お恥ずかしい)
楽しみの読書は、やはり楽しく、満足して本を閉じたい。それゆえに、無理はしないで、途中で止めるのもありかな?そんなふうに思う。
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