家庭文庫
東京子ども図書館の、子どもの図書館講座-みんなで考える東京子ども図書館の「これから」の第1回講座
「夢をかたちに〜子どもと本をつなぐ」講師 汐﨑順子氏を聴講した。
東京子ども図書館の創設前の土屋滋子さんの開かれた2つの土屋文庫を中心におはなしされた。
当然だが、よく調査・研究され、もちろん聴講している私たちにもわかりやすい解説下さった。
子どもたちに良い本を届けたいという、熱い思いと、軌道にのせるまでの様々なアプローチなどが私には、強く感動した。
文庫・家庭文庫は、何?と思われていた時代。多くの方々の協力があったとはいえ、それはなみなみならぬご苦労があったことが想像できる。
それ以上に、私自身を共感させたのは、文庫・家庭文庫をどのようにすれば、地域の子どもたちや、家庭に理解をされて受け入れられていくか?そのあたりの考え方や活動だった。
学校図書館に勤務していて、感じること。
今まで学校司書がいなかった。そこへある日突然、なんの前ぶれもなく学校司書としてひとり、見ず知らずの人がやってきた。はて?この人は、何をする人?図書館で本を借りれることは知っている。この人は、本の何を教えてくれるのか?自分たち(児童・生徒・先生)にとっては、どんな益があるのか?そのようなことを感じながら居た。おまけにひとり職場で具体的な事を相談する人もいない。
土屋滋子さんが、当時どんな気持ちだったかわかるような気がした。同時に高くて熱い志を改めて思った。
配信期間中は、何度も視聴できる。
何度も視聴して、私の仕事の糧にしたい。
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