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演繹的・帰納的思考...結論と根拠を正しく結びつける

論理的になりたいと思ったら身につけておくべき思考法です。
といっても、生活している中で無意識に使っている思考法でもあります。
2020オリンピック開催問題も演繹的思考の一例に使えます。
根拠①"新型ウィルスは人が大勢集まると感染しやすい"
根拠②"オリンピックを開催すると人が大勢集まる"
結論"オリンピックを開催すると新型ウィルスに感染しやすい"

結論を導き出すのに必ず根拠が存在します。
逆に、根拠が分かれば結論が分かります。
演繹的・帰納的思考を身につけることで、論理的に結論を導き出せるという学びをアウトプットしていきます。

<こんな人は必見>
✔︎感覚で結論を導き出してしまう人
✔︎根拠は?と言われてしまう人

演繹的・帰納的思考法

結論と根拠を適切に結びつけるための思考法を言います。

(1)演繹的思考法
これは、目の前の事象に対して一般論のようなルールを当てはめて結論を導き出す思考法です。
例えば以下のような感じ。

<目の前の事象>=<満員電車は乗りたくない>

という事象に対して、

<一般論>=<電車は、朝と夕方が混雑する>

というルールがあったとすれば、

<結論>=<朝と夕方以外に電車に乗る>

という事象に対する答えを導き出せます。

この例は、なんとなく一般的に言われていることですので、結論としては正しく思います。

※隠れた前提
少し深掘りしてみると、
「テレワークが進まずに出勤することが多い」
「出勤者のほとんどは電車を利用する」
という隠れた前提があるから成り立っています。
もしテレワーク率が高まり、かつ車や自転車での通勤が増えれば、必ずしも朝・夕方が混雑しているとは限らないので注意が必要です。

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(2)帰納的思考法
これは、複数の事象から共通点を抽出して結論を導き出す思考法です。
例えば以下のような感じ。

<事象1>=<Aさんは月曜日にテレワーク>
<事象2>=<Bさんは金曜日にテレワーク>
<事象3>=<Cさんは有給日前日にテレワーク>

という事象に対して共通点を考え、

<結論>=<休み前後はテレワークをする人が多い>

という事象に対する答えを導き出せます。

若干、強引な結論の導き方となってごめんなさい。

※反証例
<Dさんは1日おきにテレワークをする>
<Eさんは毎日テレワークである>
というデータが取れれば、職場において必ずしも休み前後にテレワークが多いという結論には至りません。
このような、集めたデータに対して反対要素のあるデータを反証例と言います。

注意点・コツ

(1)演繹的思考法
・一般論を当てはめる思考法で説得力はありますが、その一般論やルールが正しいかを問い続ける必要がある。
・状況の変化が早いこのご時世において、過去の一般論が通用しないことがあるので注意が必要である。

(2)帰納的思考法
・全てのデータが同じ方向性ではなく、導き出す共通点は人それぞれなので、普段から様々な事象に対する共通点を考える練習が必要である。

まとめ

結論と根拠を適切に導き出す演繹的・帰納的思考法を学んだのでアウトプットしてみました。

ビジネスだけでなく普段の生活でも無意識に使っている思考法だなあと思いました。

上述のように、一般論や集めたデータが古かったり異なっていたりすることがあります。
逆に、そういった隠れた前提や反証例を見つけることができれば大きなビジネスチャンスを見出すことも可能だと思っています。

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