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○○×リクからNiziUを探る~Part7 ミイリク編~

こんにちは。カモメです。

ASOBO、最高ですね。
未だ聴くたびに鳥肌が立ってしまいます。鳥だけに

音楽的な側面については全くの素人なので、適当なことは言えません。

ただ曲自体ももちろんですが、エイプリフールを活用した4/2の情報解禁、4/3~4/5にかけて今までのNiziUの概念を覆すコンセプトの公開。
それだけでなく、①Teaserで流れた箇所がサビであることと、②ニナを主人公に据えることをMV解禁まで秘匿したことなど、プロモーション面ももっと評価されるべきだと思っています。

それでも敢えて辛口で評価させてもらうと、10段階評価で80000点といったところでしょうか。
(※冗談です。半分。)


それはそうと、本シリーズはようやくなんとかPart7まで来ました。こんな飽き性がよくもまあ続いたもんだと。僕は、僕が思う以上にNiziUが好きなのかもしれません。

前回↓


1,移り変わる

-「冬」の時代?

2020年7月13日と2021年3月29日。
これらの日時を聞いてピンと来た貴方は相当の猛者だと思います。

前者がミイリク2ショットが初めて投稿された日で、後者が2枚目。その間、実に259日
当時はbubbleもなく公開されるビハインドも限られていたため、虹プロ期含めてこの間に2人の会話を見る機会は片手で数えるほどしかありませんでした。

この2人に需要がないかと言うともちろんそうではありません。
体感ですが「ミイヒとリクが推し」という方はよく見かけますし、マユカを加えて「京都3人組」を推している方も少なくありません。そういった方々にとってはもどかしい日々が続いたはずです。

そうして迎えた2021年後半。もはや伝説となりつつあるミイリクモッパン動画を皮切りに、ビハインドやbubbleなどで2人のやりとりを認識する機会は今までが嘘だったかのように増えました。

この期間に急に仲良くなった…というわけではないでしょうが、僕たちには公開されているものしか見えないわけですから、それはそれは嬉しいことです。

じゃあ改めて2人の関係性を整理しようとした時に、その参考になるのは最近よりもむしろ、前述したミイリク“冬”の時代にありました。


-愛情と羨望

リクのミイヒに対する印象はそんなに単純なものだとは思えません。
無理に1つの単語で表すより、むしろ2つの方向に分けるほうがよりスッキリします。

1つは「可愛い妹」のような存在。9 NiziStories ミイヒ編などにおいて、リクの口からたびたび出ています。

直近では、排水溝を掃除しないミイヒをリクがどやす、あたかも姉妹喧嘩(?)のような様相を呈していました。

2学年下で同じ京都出身、どこか奔放で、それでも決して憎めない。そんな彼女のことが、リクにとっては可愛くて仕方ないのでしょう。

ちなみにモッパン動画におけるリクの「(ミイヒに)遊んでもらってんねん」発言ですが、僕は額面通りに受け取っていません。無理に誘っている人から「遊んでもらってる」なんて言葉は出ないはずですから。

ミイヒ含めみんなと遊びたい!というリクの無垢な本心が部屋に篭りがちだったミイヒを動かした、そのように認識しています。


2つ目の印象について、直感的に捉えるのは少し難しいです。
リクはミイヒに対して、羨望の念を根強く持っているのではないかというのが僕の持論です。

リクからは時々、かなり謙虚な一面が伺えます。見てるこちらが「もっと堂々としてくれていいのに」と思ってしまうほどに。

「自分にはセンスがない」「絵が上手くない」という発言のほか、WeNiziU!TV2では「グループLINEで反応がなければすぐ送信取消する」ことを暴露されていました。

そんなリクが「ミイヒのように可愛いと言われたい」と話していました。ミイヒのパフォーマンスを見て誰よりも大きな賞賛を送っていました。リクのインスタ投稿には、ミイヒが以前掲載した構図に似たものがいくつもあります。

可愛い妹でありながら、圧倒的なアイドル性に対しては計り知れないリスペクトと少しのジェラシーを持つ。
グループ結成以来、リクが一番意識したメンバーは他ならぬミイヒかもしれません。

-予想もつかない

対照的にミイヒのリクに対する思いはかなり単純で、信頼できる友達という一面が強いように思えます。

プレデビュー直後のインタビューにて、ミイヒはリクに対し「練習の時はしっかりしてるけど、休日は誰よりも遊びたがる隠れた末っ子」と、かなり本質を突いた評を並べています。

また、Q&A Vlogにおいてはリクのチャームポイントとして「」を挙げています。正解ではありませんでしたが、しっかりリクと向き合わないと出ない答えだと、リクペンながらに思います。
2学年上のリクを最初からずっと呼び捨てしているのも、その親愛としての距離の近さの証でしょう。

2人のやり取りを見る機会が増えた今でもその印象は変わりませんでした。
それでも、マイペースを貫くミイヒの内面で何か変化が生まれた、だからこそリビングで遊ぶようになった。その変化を生んだのは間違いなくリクなのでしょう。

もしリクがもっと真っ直ぐミイヒと向き合うようになれば、もしミイヒがリクからの影響をより受けるようになれば、今後どう転ぶかわからない。
そんなある種の”不透明さ”を含む2人の関係性に、僕はどうしようもなく惹かれてしまうのです。


2,前に進む

-「ミイヒ愛してる」

2020年10月23日から12月20日。
こちらは見た瞬間に思いついた方も多いのではないでしょうか。決して忘れることのできない、ミイヒの休養期間です。

休養発表時、ミイヒペンに限らずWithUは一様に悲しみに暮れましたが、何よりも辛い思いをしたのは間違いなく9人でしょう。

方々から聞こえてくる「デビューおめでとう!」の声。それでも胸の奥から離れないのは「9人で今日を迎えたかった」という想い。
そんな複雑な心境でも、決して笑顔と元気な姿勢を崩してはならない。記念すべきたった一度の門出なのだから。

そうして迎えた12月2日、デビュー日のスッキリ。
CM中、いつもの円陣を終えた直後にスタジオに響いた声。

ミイヒ愛してる

プロしての一歩を踏み出したNiziUのために、そして、誰よりも強い気持ちで自分たちを見ているであろうミイヒに心配をかけないために、パフォーマンスを笑顔で思いっきり楽しもう。そういった気概が込もった一言でした。

8人等しく同じ思いを胸に秘めていたことは言うまでもありません。
それでも、ポジティブな姿勢や視野の広さ、そして声に出してこそ意味があると理解していること。
リクの良さが詰まった魂の一声に、何度聞いても心を揺さぶられてしまいます。


-何があっても


1年後の2021年12月2日。
デビュー1周年を記念して、生配信「NiziU 1st Anniversary with U」が放送されました。

配信が終盤に差し掛かり、メンバーそれぞれが1年間の感謝をカメラの向こうのWithUに伝えてくれるなか、ミイヒは声を詰まらせながらこう切り出しました。

「私、一年前は…みんなとデビュー日を迎えることができなくて…」

他のメンバーも「9人で今日を迎えられて嬉しい」とは話していたものの、直接的な表現を口にすることはありませんでした。WithUも同様です。

周りがミイヒのことを自分のように大事に思っているからこそ、言葉にすることができたのはミイヒだけだったのです。

思い出すだけで辛く胸が痛む事実が、口に出すだけで無かったことになるわけではもちろんありません。
それでも、物語にはいったん区切りをつけなければならないものです。次のステージへと進むために。


ミイヒのためにNiziUを前に進ませようと声を上げたリク、NiziUとWithUを前に進めようと勇気を振り絞ったミイヒ。そしてそれを優しく、力強く受け止めたメンバーたち。

今後何があろうとも、この人たちなら乗り越えられる、改めて強く実感した瞬間でもありました。


NiziUが辛い時期を過ごしたのは何もこれだけではありません。

渡航制限により思うように活動できなかったこと。待ち望んでいたSCが幻になったこと。実力向上とメディア出演の両立に苦しんだこと。いわれのない周囲のノイズに悩まされたこと。


いつか彼女たちの努力が実って、「そんなこともあったね」と笑って語れるその日まで、ファンとして応援し支え続ける。
Need You」と 「With You」 に込められた意味を、今はそう捉えることにします。



次回のリクニナ編にて完結です。ここまで来てしまったら、もう諦めて最後までお付き合いください。それでは。

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