○○×リクからNiziUを探る ~Part4 リクアヤ編~
こんにちは。カモメです。
先日、このシリーズとは別に「NiziU 名言・迷言集」という懐古厨の成れの果てのようなnoteを出しました。
思った以上に反響をいただき、こうなるならもっと解説をちゃんと練るべきだったなぁと後悔しましたが、あれはあれで好んでくださる相当物好きな方もいらっしゃったので修正しないでおきます。
読んでくださった方は本当にありがとうございました。まだの方は解説の粗さに目をつぶりながら、そしてコンテンツを見返しながら懐かしんでもらえればと思います。
そして今回は、「NiziUを探る」Part4のリクアヤ編です。
名言集↓
前回↓
1,ボケとツッコミ?
-ふわふわしたら…
上記の名言集、割とノリと勢いだけで作ったのですが、まとめた後に泣く泣く手直しをする必要がありました。
その原因は、あまりにもリクアヤの2人に偏りすぎていたことです。
この2人、贔屓目を抜きにしても印象的なシーンが多すぎるのです。ビハインドやリアリティが公開されるたびに、2人のやり取りでゴリゴリに爪痕を残していきます。
その最たる例がNiziU Scout #2での「ふわふわしたらあかんで!」でしょう。
「NiziUのふわふわビューティー」と掛け合わせたキレのあるリクのツッコミ、それをものともせず笑って受け流すアヤカ、リオの「あかんであかんで〜」まで含めた一連の流れは大きな反響を呼び、瞬く間に界隈を席巻しました。
これから5年後10年後にも、リクといえば、リクアヤといえば、ぴよこといえば、そしてNiziU Scoutといえば、真っ先に思い出されるのはこのシーンではないでしょうか。
これ以外にも「NiziU Scout」では毎話ごとに2人のやり取りが注目を集め、「アヤカ=ボケ、リク=ツッコミ」という認識が確立したのが本シリーズでした。
しかし前述した通り、このコンビの掛け合いが目立ったのはこれが初めてではありません。
少しだけ振り返ってみます。
-だけじゃない
Nizi Projectにおいて、この2人のペアがスポットを浴びることはほぼありませんでした。
それもそのはずで、宿舎が別なだけでなく、2人が同じチームになる機会は韓国合宿3rd Missionまでなかったからです。
その3rd Missionにおいても注目されたのはマユカの覚醒とマコの圧倒的なリーダーシップだったので、必然的にリクアヤペアに人気が出るのはプレデビュー後となります。
僕が記憶する限りで初めてリクアヤペアが注目を浴びたのは「Summer Vlog」と「Q&A Vlog」の2つのVlogでした。
Summer Vlogでは、プールの中でおぶってもらおうとするリクをどやすアヤカの怒声(?)が話題になりました。「なんだよぉ!」の声を聞いて驚かれた方も多いのではないでしょうか。
それとは対照的にQ&A Vlogでは端っこで2人で仲睦まじくこそこそと話し合う様子が見られました。ここの会話内容を知れるなら5万までは即決で出します。
その後に強くインパクトを残したのは、ステステ、Fit’s、コカコーラ、そしてソフトバンクの4つのメイキングでした。
時にはリクがアヤカをイジり、ある時は姉妹設定で寸劇を始め、またある時は漫才師顔負けの平手打ちを叩き込み、別の時はなぜか共に猫になりきっていました。
この辺りから、リクアヤの良い意味で遠慮のない関係性は耳目を集め、たちまち人気ペアの一つとして頭角を現しました。
たしかにNiziU ScoutやNiziU TRYの様子を見ると、「アヤカがボケで、リクがツッコミ」というイメージが先行しますが、こうして振り返ってみるとそれはあくまで一面に過ぎないと思わされます。
思い返せば他にも、「We NiziU! ~We need you!~」ではジップラインを怖がるアヤカがリクを全面的に頼っていましたし、オリジナルコーラ作りでは説明をやりきったアヤカをリクが「👍」ポーズで称えていました。bubbleやFCコンテンツでもお互いを可愛がってるような様子が伺えます。
「じゃあ2人の関係性を一言で表すと?」という質問に対して、僕は答えを持ち合わせていません。
ただ、皆様も仲の良い方を1人思い浮かべてみてください。その方との関係性を一言で、と言われても表現するのは難しいのではないでしょうか。
心から信頼し合っている間柄なんて、案外そんなものなのかもしれません。
ですが、逆に言えばそれだけ多くの側面をカメラの前で、言い換えればWithUの前で見せてくれているわけで、そのことを僕はいちファンとして心から嬉しく思うのです。
2,憧れの存在
-「NiziUになりたい」
人が抱く「憧れ」の念には2種類あるとされています。
一つは自分とは遠い存在だからこその感情です。
自分には持ち得ないような魅力に惹かれ、その人の喜びや悲しみを自分のことのように捉え、成長と成功を見届けたいと感じます。
いわゆる「アイドルのファン」が持つ憧れはこちらを指すはずです。
ここで着目したいのは、もう一つの「あの人のようになりたい」という、目標としての憧れです。
2022年の年始、「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP2022」に8歳の少女、あこちゃんが出演しました。
熱狂的なWithUである彼女が「NiziUに会う」という夢を叶えた後に、目を輝かせながら語った2つ目の夢は「NiziUのようなアイドルになる」というものでした。
また、2022年3月19日からはNizi Project シーズン2が開始します。ボーイズオーディションではありますが、「Nizi Projectを観て、NiziUに憧れて」と話す参加者が現れることは想像に容易いことです。
意識して目を向けないとわかりづらいかもしれませんが、アイドルを目指す者にとってのNiziUは、僕たちが思ってる以上に大きく、高く、そして燦然と輝く目標になりつつあるのです。
TWICEやITZYなどに憧れてNizi Projectの門を叩いた9人が、今やその先輩方と同じように夢を与える立場になったと考えると熱く込み上げてくるものがあります。
-遠い存在
Need Uは「どこにでもいるような普通のOrdinary Girls 突然に変わったDays」という歌い出しから始まります。
たしかにオーディション当初は、(見方次第では)どこにでもいるような少女たちだったかもしれません。
ただ、彼女たちが今でもありふれた近しい存在かと言われると首を傾げざるを得ないでしょう。
その理由は「実力が上がったから」だけでは済まされません。
NiziUの活動拠点は日本でも、練習・準備の拠点になっているのは韓国です。実に年の半分の時間を隣国で過ごします。
またその限られた日本での時間の中でも、ロケ地での遭遇や歌番組の観覧を除けば、WithUがNiziUを生で目にできた機会は2度のライブのみです。
アイドルとはギリシャ語のイデア、つまり偶像に由来しますが、その原語のように遠くかけ離れた存在になりつつあるのが現状だと言えます。
もちろん遠い存在だからこそ引き出される魅力もあるでしょう。
それでも、夢見る少年少女のお手本・目標であるためには、近すぎたり遠すぎる存在になってはならないと、生意気にもそう思います。
-人として
Nizi Projectにおいて、リクとアヤカがJ.Y.Parkから評価されたのはナチュラルさでした。
当時、「歌やダンスよりも大切なことだ」とまで言わしめています。
そのナチュラルさがわかりやすく現れているのは、前半部分で触れたビハインドでの様子でしょう。
カメラに見せてくれる数分間だけでも、普段の様子が伺えることは決して当たり前のことではありません。
ただ、「メイキング面白コンビ」がナチュラルさの本質だと言いたいわけでは決してありません。
むしろ、2人の「アーティストである前に人として成長したい」という姿勢に着目したいと思います。
「WeNiziU!TV2」第6話での1年前の手紙を振り返るコーナーにて、リクは「真実・誠実・謙虚が大切」としながら「良い人間でありたい」と話していました。
Nizi Projectにおいてなぜ「人間性」の評価に重きが置かれていたのかを、彼女なりに咀嚼して意識続けた賜物としての言葉でしょう。
一方のアヤカは最近、韓国語のノートの紹介にて勉強家としての一面が注目されましたが、その姿勢はデビューをかけたオーディションの時から変わっていません。
さらに「2022年の目標」を話した時には、「趣味を見つけたい」という、人間としての幅を広げる目標をいの一番に掲げていました。
歌とダンスの実力が求められるアーティストとしての成長という面だけ見れば、2人のスタンスは決して近道ではないかもしれません。
それでも、目の前の課題だけに決して惑わされず、自分がやるべきことに強い芯を持って取り組む、これこそが2人のナチュラルさの根底にあるものだと言いたいのです。
Park氏はナチュラルさを「歌やダンスを見て、どういう人なのかというキャラクターがわかる」と表していました。
パフォーマンスを見てもビハインドを見ても伝わる人柄が、NiziUをより身近に感じさせてくれて、お手本・目標としての存在をよりクリアにしてくれるのだと思います。
僕はあこちゃんや虹プロ2の参加予定者のような大それた夢は持っていません。
それでもNiziUが人間として成長しようとする姿勢を見て、前を向いて必死に頑張ろうと、そう思わせてくれるだけでも僕はNiziUを応援しててよかったと強く感じるのです。
次回は天下の王道コンビ、リクマユ編です。運営さんの供給頻度に負けないように頑張ります。それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?