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○○×リクからNiziUを探る~Part5 リクマユ編~

こんにちは。カモメです。

本シリーズも後半に突入するので改めて趣旨を説明しますと、「リクとのケミを切り口に、NiziU全体の関係性やこれからの可能性を探る」というものになります。

グループの中で特定の2人を取り上げて、何かをやたらと主張する人を俗に「カプ厨」「ケミ厨」と呼ぶそうです。
そうなると、僕は「WithUの中でもトップレベルで厄介なカプ厨」ということになります。もちろん誇れるものではありません。

それでも、優しすぎる読者の皆様方に甘えて好き勝手書かせてもらえています。本当にありがとうございます。

そして、全国1億2,000万人のリクマユ推しの皆様、長らくお待たせしました。Part5になります。

前回↓


1,人気を解く

-熱狂する

リクマユの2人には、何か不思議な力があるように見えます。

2ショットのセルカ投稿はもちろん、集合写真での距離が近かったり、軽い会話を交わしたり、果ては目が合っただけでも、界隈は熱くうるさく沸き立ちます。

何もこれは「リクマユペン」だけではありません。
マユカペンの中ではリマユカ人気も根強く、一方のリクペンにおいてもリクアヤ人気が急上昇しています。
ただ、どのリクペンもマユカペンも、その他WithUも、「リクマユ」という概念自体に何か特別な想いを持ちます。

いわゆる他の王道ペアと比べても、ミイリマのようにニコイチと公言しているわけでもなければ、リオマヤのように夫婦と呼ばれるほどにいつも距離が近いわけでもありません。
事情を知らない人からすれば不思議で仕方ないでしょう。

まずはその「事情」を深掘っていきます。

-2人のルーツ

この2人を語る上で筆頭に挙げられるのは、Nizi Project 東京合宿SCでの出来事でしょう。

それまでキューブ0個だったマユカが最後のステージで輝きを放ち、前人未到の4枚抜きを達成する。それを見てリクが自分のことのように号泣する。この一連の流れは虹プロ屈指の名シーンとして、もはや伝説となっています。

僕はこのシーンを観ながら「ああ…2人はお互いに気心知れた旧知の仲なんだろうな…同じ高校とか同じダンススクールなのかな…」とか思っていました。
ですので、2人の初対面の場がNizi Projectの説明会だったと聞いた時は顎が外れかけるほど驚きました。


リクは「同い年くらいの子がいる!と思って話しかけた」と当時を振り返っていましたが、虹プロの参加層を見ると当時高校生の年代の参加者は特に珍しくありません。
そもそも、リクが話しかけたのはなぜマユカだったのでしょうか?

9 Nizi Storiesまで表立ってはいませんでしたが、マユカは人一倍の情熱を持ってNizi Projectに臨んでいました。

週4~5日をバイトで費やしながらダンススクールに2つ通っていることを明かしていましたし、Park氏との対面でも「夢を与えられる人になりたい」という想いを淀みなく伝えていました。
歌・ダンスにて良い評価を貰えなくても、ピアノとオカリナの演奏を褒められて思わず涙が溢れたシーンも印象的です。

他方のリクは「同じ夢を持つ人と話すのが好き」と言い、オーディション当時からライバルでもある周りの参加者たちになりふり構わず話しかけていました。

もちろんマユカもその例外ではなかったのでしょう。
リクは初対面でのマユカを「素朴で可愛らしい女の子」と表していましたが、察しの良いリクがマユカの所作や表情などから内に秘めた熱意を感じて声を掛けた…

「偶然知り合った2人が紆余曲折を乗り越えてデビューを果たした」というのも素敵ですが、「夢への強い想いを共に持つ2人が出会うのは、遅かれ早かれ必然であった」、そういった解釈の方がこの2人には似つかわしいと思うのです。

-「相棒」の条件

ホームズとワトソン、マーティとドク、ジョンとテッドにバズとウッディ…
いつの世においても、肩を並べて支え合う相棒、またの名をバディ達に、人々は魅せられてきました。

リクマユも同様に、相棒と呼ばれるペアには2つの共通点があると考えています。

1つはお互いを自分のことのように思いやることです。
お互いの躍進を見て笑顔を見せたら涙を流していたのはもちろんですが、極めつけはやはり東京合宿のSCでしょう。

楽屋にて本人よりも涙を流していたリクは触れた通りです。一方のマユカは、「キューブを3個と0個という立場で、リクがどう接したらわからないんじゃないかと思った」と話していました。
当時の状況で焦りが出るのは当然に思えますが、自分が次のステップに進めるかよりも他人の想いを慮れるのは、当時の2人の関係性とマユカの人柄を表すには十二分のエピソードでしょう。


もう1つの要素は、お互いを一番に評価していることです。

前述した通り、仮にリクがマユカの熱意に惚れた(?)とするならば、韓国合宿3rd Missionにてその情熱を評価されたマユカを、誇らしげに見つめるリクの表情に合点が行くのではないでしょうか。

一方のマユカが虹プロのベストパフォーマンスとして選んだのは、リクのWho’s your mama?でした。
東京合宿からどの参加者よりも近くで目にして、韓国合宿までの期間には共にカラオケで練習した仲をもってしても、「こんなに上手かったんや」と言わしめたリクの成長にはやはり目を見張るものがあります。

過酷なオーディションの中でお互いを自分のように、下手すると自分以上に思い遣り、リクはマユカの情熱を、マユカはリクの成長を高く評価しました。

当然ですが、Nizi Projectは決してこの2人だけの舞台ではありません。
Part1では26人、Part2では9人にそれぞれスポットが当てられながら、「リクマユ」の2人の関係性がここまで深掘れるのは本当に驚異的です。
今後何があろうとも、Nizi Projectの諸々がリクマユ人気の礎として揺らぐことは無いでしょう。


2,ストーリーとして

-ぎこちなさ

上記の通り手を取り合ってデビューを勝ち取ったように見える2人ですが、それに反して全くの真逆だと言えることが1つあります。
それがストーリー性の有無です。

マユカは「虹プロのシンデレラガール」とよく呼ばれます。
全く注目されていなかったところからSCでの大逆転劇、韓国合宿でも3rd Missionでの覚醒…
後に明かされるアルバイトや保留合格、オカリナとピアノの演奏も脇を固めるには勿体ないほどのエピソードです。

一方のリクはというと、全体を俯瞰してみれば「優等生」そのものでした。
東京合宿から順調にキューブを獲得していき、明確な紆余曲折やそれを乗り越える過程が描かれることも少なかったように思えます。

デビューという同じ目的地を、時にはチームを共にしながら目指していたとしても、それまで道のりは全く異なっていたと見ていいでしょう。


マユカはプレデビュー直後のインタビューにて、「リクとの会話は噛み合わないことが多々ある」と話していました。

あれほどまでに彼女たちの価値観に影響を与えたオーディションです。デビュー決定までの過程の違いが、その噛み合わなさにも少なからず影響を与えたのではないか、というのが僕の邪推です。


-同じレールで

結成当初こそ、ある種の噛み合わながが魅力の1つであったこのペアですが、今となってはどうでしょうか。

最近のNiziU LOGやメイキングを見るに、そういったぎこちなさは全くなく、むしろやり取りの軽快さは他の追随を許さないほどです。
リクマユに「安定の」という枕詞がより似合うようになったと感じます。

「それだけ同じ時を過ごした」と言ったらそれまででしょう。
ただ、デビューメンバー発表の瞬間から現在に至るまで、同じレールで同じ目的地を目指す仲間になったからこそ、虹プロ期と違った関係性の変化があったと考えるのは不思議ではないはずです。

リーダーのマコはアルバム「U」のスペシャルインタビューにて、「これから先、仲がもっと深まると考えると、どれくらいチームワークが良くなるんだろう」と話していました。

グループ結成の日からもうすぐで2年が経とうとしていますが、裏返せば2年しか経っていません

これからそれぞれの歯車がさらに噛み合った時、リクマユが、NiziUが、普段の様子やパフォーマンスでどんな顔を見せてくれるのか、本人たちも予想がついていない変化を楽しみにしましょう。



次回は、こちらも人気急上昇ペアのリクリマ編です。多分皆様が忘れかけた頃に投稿します。それでは。

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