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4年ぶりの燕子花図屏風@根津美術館

根津美術館で毎年春に1ヶ月ほど展示される国宝・燕子花図屏風。
前回2019年に訪れて以来、4年ぶりに出かけてきました。
2020年はコロナ禍で展覧会が中止となって、以後日時指定予約制となったためなかなか予定が組めませんでした。
今回久しぶりの訪問でしたが、外国人観光客の方々も多くて活気が戻ってきていると感じました。みなさん思い思いに新緑の日本庭園と展覧会を楽しんでいました。

今回またしても会期終了間際の滑り込みとなりましたが、もともと予定していたわけではなく、ちいさな美術館の学芸員さんがメンバーシップ記事として掛幅(掛軸)の表具形式などについて書かれたことがきっかけでした。屏風の仕立てのお話で例として燕子花図屏風が出てきたことで「あ、そういえば」と思い出したのです。

隈研吾さん設計のスタイリッシュな和テイストのエントランスは毎回写真を撮ってしまいます。

かっこいい!

日本庭園の燕子花は盛りの頃を過ぎていましたが、日々色濃くなる緑の生き生きとしたさまは見ているだけで癒されるし気持ちがいいですね。この日は晴天だったこともあり、庭園めぐり日和!

亀さんも日向ぼっこして気持ちよさそう。

ちなみに、前回訪問した2019年4月の燕子花が咲く時期の写真がこちら↓

2019年4月撮影

藤の花も咲いていました。

この時は小雨の中を歩きました


今回は特に掛軸や屏風の表具形式についてじっくり観察してきました。
日本家屋の生活用具としての側面と、西洋美術で言えば額装にあたる表具形式の装飾の趣き、書画との調和など新たな視点でみることができました。

展覧会のフライヤーと作品リストは英語やフランス語のものがあればもらってきます。英語タイトルではどのように表記されるのだろう?とか、レポートや論文を書くときに参考になります。
それから、根津美術館はチケットがかわいい。

根津美術館が所蔵する重要文化財「双羊尊」で、羊が背中合わせになって器をのせた酒を供える盛酒器をイラストにしたものです。ミュージアムショップではピンバッジなどのグッズもあります。

庭園にあるカフェはたいてい何組か待っている状態ですが、雰囲気がよくて好きです。

燕子花が浮き彫りになってるお皿

これは2019年に食べたショートケーキ。今回は待ち時間が長そうだったのであきらめました。
このプレートにある燕子花の図柄でお懐紙がミュージアムショップに売っていて時々買って帰ります。

次回企画展「救いのみほとけーお地蔵様の美術ー」
その次の企画展「物語る絵画 涅槃図・源氏絵・舞の本…」もよさそうです。

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