見出し画像

ロンドン 雨の日は何をする(2)

ナショナルポートレートギャラリー(https://www.npg.org.uk/) でDrop-in drawingを体験してみました。参加者は18:00-20:00の間で好きな時間から参加できます。参加費用は無料です。
必要なものは全て美術館で貸してくれるので手ぶらで行けるのがとてもよい。石膏、絵画、写真どれを書いても自由です。

私が娘と一緒に参加したのは7月5日(金)で、少し遅れて19:00前に着くと、既に描き初めている人でいっぱいでした。画用紙などがどこに置いてあるのかわからず、たまたま見かけた今回の講師の先生に尋ねたところ、ご丁寧にご案内いただき、また描く時のアドバイスも頂きました。
短い時間で描くので、細部は気にせず描き、全体にコントラストをつけて書く。背景を黒くすると人物が浮き上がっていい感じになるとのこと。

私たちが参加した日は参加者は40人以上いたと思います。時間があまりないので私たちはシンプルな女性の絵を選びました。
終了間際になるとスタッフの方が残り時間を伝えて周り、描き終わった人は絵を指定の部屋の床に置くように伝えてきたので行ってみると既に描き終わった方の作品が並べてあって、講師の先生が絵を選びながら作品の良い点を説明していました。

先生が良い作品例として選んだのは、やはりコントラストが強い作品です。その後、先生が絵の周りに集まっている人から好きな絵を選ばせて選んだ理由を聞きました。好みの作品は人それぞれでこれもまた楽しい。最後に絵を選んだ初老の男性は、なんだかシンプルでこの絵が好きと選びました。たまたまその男性の隣で先生の説明を聞いていた若い女性がその絵を描いた人で、その偶然にお互い驚いていました。
先生は、この絵は細部を描かず大胆に書いてるところが良いと褒めると、その女性は「細部の描き方がわからないのでこんな感じでしか描けないんです。」と言って照れると、みんなで笑ってとても楽しい時間でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?