信者から見た陰謀論2|我々の掟
陰謀論者や信者の発言から陰謀論コミュニティの
暗黙のルールを検討してみます。
あくまで仮説であることに注意してください。
1.我々の常識は、世界の真理
自分たちの意見が他のすべての意見よりも優れていると考える。
コミュニティ内の価値観や信念が普遍的な真実であるとみなす。
自分たちの信念を固守するため、公式の情報や主流の見解を軽視する。
誇大な陰謀論と現実の出来事を結びつけ、現実を歪曲して解釈する。
その解釈に客観的視点はノイズになるため、異なる意見を排除する。
すると、妄想と現実の境界が曖昧になり、誇大妄想的世界と
現実的な世界観が両立するようになる。
・現実的な意見には反撃しろ
・現実の世界に関する想像力を捨てろ
2.疑惑の追及
自分たちの活動が唯一の正しい道だと信じて、
独自の調査や議論に多くの時間を費やす。
強い猜疑心を持ち、あらゆる情報や出来事に対して疑問を持ち、
常に新たな疑惑を見つけては、共有し合うことが奨励される。
憶測と誤解から疑惑を呼び起こし、共感される説が真実とみなされる。
「事実」が存在するのではなく、既成事実化に参加することが目的である。
・時間と能力の無駄遣いせよ
・疑惑を信じれば、真実になる
3.ハラスメント仲間
外部の人物に対する攻撃を日常的に目撃することで、信者は「自分も批判的な意見を持ったり表明したりすると同じように攻撃されるかもしれない」という潜在的な恐怖を抱くようになる。この恐怖は、コミュニティの方針や信念に対する批判を控える原因になると考えられる。
信者は、自分が攻撃の対象とならないためにコミュニティに対する忠誠を示すようになる。恐怖によってコミュニティの連帯感が高まり、コミュニティの統制力が増す。ハラスメントは自己防衛の手段として必要悪と見なされ、コミュニティの統制が維持される。
・いじめられたくなければ、いじめろ
・敵を攻撃することだけ考えろ
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