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光景その2「タイトル未定」のクリエイションメンバーを募集します

ルレーベルの加茂です。
今秋までかけて、新たな演劇作品を創作します。
そのクリエイションメンバーを募集します。

今作はマルレーベルのプロジェクト「光景」の第2作となります。

《光景》
肉体やビジュアル(絵や風景、空間的位置)を発端に演劇をつくり上げる、マルレーベルによるプロジェクト。2022年の1月から12月までかけて第1作「る?」を製作、12月に公演を開催。

参加を希望される方は、こちらの記事をよくお読みいただいたうえで、所定の方法でご応募ください。


今作で行うこと

● 2023年2月から秋までかけて演劇作品の創作を行います
● 2023年10月、もしくは11月にその作品の上演を行います

● 作品の演出は加茂慶太郎が担います
● 創作の発端には、戯曲を用いません
● 参加者の身体を起点に、人が集まるだけで生まれる光景を、より面白く、より楽しくしていくことを探ります

約8ヶ月、300時間ちかい時間をかけて、新作演劇作品をつくります。
前作「る?」では、参加者で大きな絵を描き、それを起点として、「描いた絵を私たちの身体で表現してみたらどうなるだろう?」「どんな音が心地よいのだろう?」と話題を広げ、手がかりとし、創作を進めていきました。

今作では、絵の力も借りることなく、よりシンプルに、集まった人々(参加者)の身体と、例えば近づいたり離れたりといった行為によって生まれる原始的で等身大の光景から、取っかかりを見つけていきたいと考えています。


創作を進めるうえで心がけたいことに、以下のことがあります。

● 試行錯誤すること
 ・・・稽古場で生まれたアイデアや「やってみたい」「やってみよう」について、頭で考えるのみでアリ/ナシを判断するのではなく、実際にやってみて皆で検討したいです
● 対話をすること
 ・・・作品をつくるにあたって、さまざまな取捨選択が必要です。その判断は参加者一同の合意をもっておこないます
● 参加者不在時には稽古を進めないこと
 ・・・創作におけるすべての話題に全参加者がキャッチアップしていることが重要だと考えています。参加できない者がいる場合には稽古を実施しません


これらの心がけによって目指したいことは、「一人の人間では生み出せない強度のある、人間が集まって創作することの意義を感じられる、みんなの、私たちの作品をつくること」です。

話が大きくなりますが、少子化やコロナ禍の影響を受けて、今後演劇のような人的コストを大きく要求する活動のハードルはますます高まってゆくと私は考えています。そのなかで作っていく作品には、「人間がわざわざ関わっていて良いと思える」パワーがなくてはならない気がしています。
誰か一人の作品ではない、誰かの作品を手伝うわけではない、関わる人々が「自分の作品だ」と胸を張れる作品は、それになりうると思っています。
作品の良さというものは、人によりけりではありますが、参加者それぞれのパワーが最大限発揮されることがよい作品への道筋のひとつだと考えているので、上記の心がけで創作をおこなってみます。


ではその創作で何をつくるか、ということですが、「時間」をつくります。
作品を仲介者として、その場にいる誰もが時を同じくするということに着目します。
舞台上に出演者が居るとして、客席にはお客さまが居るとして、場所は劇場で、作品は例えば90分間だったとして、その90分間を最大限よいものにする。
この「光景」というプロジェクトは、そういった取り組みです。




稽古(クリエイション)

2月下旬から実施します。
実施日については、参加者の参加可能日を収集したのちに決定します。
初回稽古については、2月中に実施したく、こちらで候補日を挙げさせていただきます。

前作「る?」の稽古は、月に2回しかなかったり週に4回あったりと時期によってさまざまでした。

何よりも、みなさんが休みなく参加できることが大事なので、参加者のスケジュールありきで創作計画を立てます。
ただ、全体として、250時間〜300時間をかけて創作したいです。
参加にあたっては、その点ご留意ください。


1月〜2月 参加者募集
2月下旬 稽古開始
2月〜5月 第1期
     ・・・参加者の興味や好みを見つけ出していきます
6月〜8月 第2期
     ・・・作品の輪郭を見つけていきます
9月〜10月 第3期
     ・・・作品を仕上げていきます

大まかな流れは上記のとおりです。


稽古場は、基本的にパピオビールーム(福岡市博多区千代)を予定しています。
前作「る?」の稽古は、北九州芸術劇場創造工房をはじめとした他の稽古場所でもおこないました。

予算や会場の空き、参加者の居住などによりつど選定いたします。




募集条件

条件は、
● 演劇経験不問
● 上記「今作で行うこと」内の趣旨を理解し取り組んでいただけること
● 本記事内の諸要件をご理解いただけること
● 事務所や団体等に所属の場合はその代表者の許可を取ること

とします。

俳優(出演)としての参加のほか、演出助手や制作など、他の領域での参加についても歓迎いたします。

参加者選定のためのオーディションは実施いたしません。
基本的にはご応募いただいた方皆さまに参加いただくつもりです。


【公演について】
10月〜11月のどこかの週末((木)〜(日))で、福岡市内での開催を予定しています。(現在のところぽんプラザホールを想定)
この公演への出演を前提として参加いただきたく思います。
仕込みやバラシについても積極的にご参加ください。
1/20追記
福岡での公演ののち、他県での公演を検討しております。(現在のツアー先候補は大阪、神奈川、沖縄)参加者と意見すり合わせのうえ、開催の如何を決定します。

【ギャランティについて】
今作のクリエイション(稽古)におけるギャランティ・謝礼の支払いはありません。
公演の出演にあたり、出演料として最低20,000円をお支払いします。
助成金等の獲得により増額できる可能性があります。

【その他のお金について】
稽古場への交通費は各自ご負担いただきます。
稽古場代等、本プロジェクトにかかる全体経費について、参加者に出資いただくことはございません。

【2月中の稽古について】
2月中の稽古候補日として、
・2月21日(火)夜 19:00〜
・2月27日(月)夜 19:00〜
を挙げさせていただきます。
できるだけこの2日間は空けておいていただきたく思います。

【連絡について】
参加決定後、諸々の連絡はLINEにておこないます。
座組全体でグループを作成いたします。




応募の流れ

① 参加応募のメール送信
② 面談の実施
③ 参加決定


応募締切は2月5日(日) 24:00とします。

応募者全員に、マルレーベル加茂との面談を行っていただきます。
※面談は福岡市博多区、及び中央区内どこか(未定。カフェを予定)にて、1対1で行います。他の参加希望者と顔を合わせることはありません


面談においては
・応募動機
・応募者と演劇との距離感、最近の関心ごと
・趣旨をご理解いただいているか、取り組んでいただけそうか
などをお話します。

万一、趣旨をご理解いただけていない、また最後まで取り組んでいただくことが難しいと判断させていただいた場合、参加をご遠慮いただきます。大変恐縮ですが、ご承知おきください。


面談はご応募ののち、随時行います。
2月15日までにすべての参加者との面談を終えたいです。


参加を希望される方は、以下の4項目について記載のうえ、メールにてご応募ください。

メール宛先:info@mullabel.com
メール件名:光景その2クリエイション応募

★ お名前
(芸名で活動されている方は芸名でよいです)
★ 参加希望の領域
(俳優、など)
★ 面談可能日
(メール送信日から1週間以内を目安に、面談実施可能な日・時間帯をいくつか提示していただけると助かります。)
★ 2月の稽古の参加可否
(2月21日(火)夜 19:00〜/2月27日(月)夜 19:00〜予定している稽古について、参加の可否をおしえてください。)

ご応募受付完了後、3日以内に返信のメールをお送りします。

なお、こちら(info@mullabel.com)のメールが受信可能なメールアドレスからお申し込みください。
※こちらからお送りするメールが「迷惑メール」として処理される場合がございます。大変お手数ですが、不着の場合にはそちらもご確認ください。


その他、本記事に関するお問い合わせは、メール、電話(070-4217-4361)、Twitter(@mullabel)DMからも承ります。



ご応募を心よりお待ちしております。

マルレーベル 加茂慶太郎