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泉健太講演会要諦


以前日本大学法学部にて行われた、泉健太講演会の要諦をメモや私の記憶をもとにまとめてみました。ニュアンスの違いや間違いなどが含まれている場合もありますがご了承ください。参考にしてくだされば幸いです。

泉健太・就職活動

自分は王道の就職活動をしていなかった。真似しない方がいいが、就職活動は尊敬できる人のもとに弟子入りすることでしようと考えていた。福山哲郎さんの元に弟子入りし、福山さんの参院当選後、秘書となった。秘書の給与は十数万程度だったが、特に苦には思わなかった。25歳の時に衆院選があり、その時に福山哲郎さんに出てみろと言われた。最初は固辞したが、前原誠司さんに「逃げる気か」と言われ結局出ることになった。信頼する人からやってみろと言われた時にやってみることは大切。

政党観

自民党が圧倒的な議席を元々占めていて、社会党や共産党は正しいことを言っているはずなのだが、なかなか自民党の議席に及ばなかった。

野党の存在意義

野党は批判ばかりと言われるが、8割の法案に賛成している。反対ばかりと言われるのはメディアが与野党対決の構図で見せたがるからである。セキュリティクリアランス法案においてはメディア関係者に何故か反対しないことを残念に思われた。また、野党が主体となって実現したものもあり、例えば「子供の貧困率」の算出や、「過労死」というワードなど。

立憲民主党の視点

自民党は集権・統治・自助、立憲民主党は分権・自治・公助。農作物の生産計画の提出を義務付け、違反した際に罰金を課すような法案は集権的な、経営的な視点であって、立憲民主党はそれに待ったをかけた。

質疑応答

パーティ禁止法案問題

パーティ禁止法案と幹部のパーティ開催の整合性について批判を浴びているが、パーティで得られた利益は私設秘書などの人件費や事務所代などに充てられるため、必要性はあると認識している。禁止をすることにより収入は減る。しかし、自民党のスキャンダルが相次ぐ中において、国民のパーティへの理解が得られるわけではなく…(この辺記憶が曖昧ですいません)
立憲民主党が提出した法案では即時禁止にするわけではなく、パーティ禁止に対応する期間を設けるため、令和8(2026)年からの禁止であって、それまでの間にパーティを開催することに関しては矛盾しない。でもこの時期に開催するなよ……

梅谷守氏の処分

Q.梅谷守氏への処分が甘いのではないか?普段自民党の追及している割に芯がないのではないか?
A.やめろということは甘んじて受け入れなければならない。が、事実が出てこないと判断のしようがないというのも確かであり、処分が今回のものだけにとどまるわけではない。今回の処分は混乱を招いたという意味で課されたものである。捜査を待ち、その結果が出次第、当然追加の処分をすることはあり得る。

連合と共産党の関係

Q.連合の芳野会長が共産との共闘に否定的だが、そのことについて協力するよう言ってくれないか
A.労働組合と共産党は当然ながら別の組織。連合の見解としては、連合は共産党とは「目指す社会かが異なる」。共産党においては共産主義であり、冷戦の時代など、労働組合との運動の方向性を巡る対立などさまざまな時代的な背景があり、なかなかその対立について和解することが出来ていない。

選挙協力

小選挙区比例代表並立制という選挙制度もあり、共産党も国民民主党もそうだが、選挙区に候補を立てた方が比例票を取れるということもあり、なかなか野党間での選挙協力が難しいというのが実情。比例だけでは比例票が稼げない。
→だからこそのミッション型内閣

消費税政局

Q.立憲民主党は現在消費税に関して消費税還付法案を出したり、廃止論者もいるが、消費税政局についてはどう思うか。結果的に民主党が分裂してしまったが、どうすれば良かったのか。
A.いろいろな影響があり、一概には言えないが、小沢一郎さんの言うことはわかる。マニフェストに書いていなかったから。政権交代したことにより政権が入れ替わったので、政権へ財務省が影響を及ぼそうとした。途中で参院が捻れてしまったので、その中でも政権運営を続けていくためには、財務省の協力を得ることも必要だった。事業仕分けも影響?(良い部分もあったけど……)

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