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わたしの最後の人は誰になる?
おはようございます。
今日も暑くなりそうです。
「今年の夏、乗り切れるかしら」
婆友達の口々からは、ほぼこのフレーズが発せられています。
夏を怖がっているのは、わたしだけじゃない。
みんな、夏を怖がっているのです:(;゙゚'ω゚'):
1【おかる婆さんとの電話会談】
昨日は、久しぶりに、おかる婆さんと話をした。
おかる婆さん、タワマンで元気に暮らしているようす。
わたしより5歳くらい年上だけど、相変わらずあちらこちらと飛び回り、精力的に活動しているように見える。
あくまで見えるだけで、本人的には、だいぶ疲れるようになったと言ってる。
わたしだって、たまには活動していることを伝えようと、先日「万葉集」の講座に行ってきたという話をした。
すると、ある小説を思い出したと言い出したおかる婆さんである。
何、何?
『最後のひと』という小説よ
それ、確か、Kindleに入ってるなあ。読んだなあ。
80代と70代の恋の物語。
おかる婆さんは、二度も繰り返して読んだと言う。
そんなに面白い話だったっけ?
思い出そうとしても、結末しか覚えていなかった。
2【「最後のひと」を読み返す】
おかる婆さんの語りを聞いていたら、これは読み返してみなくてはと、午後からソファに寝転んでKindleを開くことにした。
「最後のひと」は2022年の秋に発行された本。
作者は映画とかドラマとか作っている松井久子さんという方。
これは実話のようで、2人は結婚されたのでいっとき話題になった。
話題になったので、興味が沸いて読んだのだろう。
だけど記憶に残っていたのは、70代の女性が80代の男性を好きになって結婚したという驚きだけだった。キーワードは哲学。
で、1年半たった。
1年半分の経験を積んで読み返してみる。
ふむふむ。
ほほう。
なるほどねえと、少しわかるところがあったのは、松井さんの年齢に1歩近づいたからか?
3【最後の人は誰だ?】
おかる婆さんもわたしも恋人と別れて数年が過ぎた。わたしの場合は、LINEという細い糸でまだかすかに繋がっているけれど。
若い人から見たら、え〜っ!と思われるだろうけれど、わたしも昔は50歳を過ぎたら恋なんてありえないと思っていたけれど、現実はそうでもなかった(笑)
年齢は関係ない、、、かもしれない。
で、まあ、いろんなゴタゴタがあって、別れた時は、もう恋は手仕舞いと思っていたけれど。
おかる婆さんにも「来るなら、恋、来い!」という気持ちはまだまだあると思われる。
わたしの最後の人は誰になるんだろうか。
あ、あの人で最後!?
その可能性は大きい。
だけど、どんな形であっても、人を素敵だなあと思う気持ちはなくしたくないなあ。
一生の間に、何人の人を好きになったのか、なれたのか。
それこそが、宝物かもしれない。
あの世には何も持ってはいけないけれど、思い出くらいなら持っていけるかもしれない。
いやいや、思い出さえも持ち込み禁止かもだけど。
あの世の決まりはわからない。
最後の瞬間に、走馬灯のように、バーっと、我が恋人だった人たちはクルクルと周ってくれるのかしら。
バーっとっていうほどの数ではないか(笑)
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