地球防衛紙芝居 第1回

異星人による地球侵略、
その時は突然訪れた。
その時代、世界は優秀な巨大AIによって秩序高く維持されていた。
しかし、宇宙から来たコンピュータ・ウィルスがこれら巨大AIを乗っ取り、
人類に対し牙を剝いたのだ。
電気や水道といった生活インフラはストップし、
AI制御の列車や自動車は暴走を始める。
そして、無人兵器群が人類に反乱を起こした。
核ミサイルの発射ボタンが、
いくつものセキュリティを越えて
自動で撃ち出された。

たちまち地球上は灼熱地獄へと転じてしまった。
人類の8割以上が最初の1週間で亡くなった。

そこに至って人類は、
これら厄災の裏に、
異星人による侵略があることに気付いた。

生き残った人類は、
一部のAI制御を取り戻すことに成功し、
残った兵力をかき集めて、
異星からの侵略に立ち向かい始めたのであった。

ここ日本でも、
自動戦闘ロボ、
パワードスーツ、
非戦闘用ロボも偵察や情報分析に駆り出された。
それらはいかにも雑多な混成部隊以外の何者でもなかった。
(つづく)



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