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結婚は自分が相手にモラハラしないゲーム

何?この記事

友人Sと話していて、「noteにまとめといて」と言われたのでSへ宛ててしたためた記事です。

男女論、夫婦論、心理学、など関係ありげですが、私は特にどれも専門家ではなく、人間と占いが好きなただのバツイチの自称神です。

私は普段高めのラック値にあぐらをかいて生きてる方ですし、夫の人柄が難易度低めの相性だったこともありつつですが、今現在の結婚生活は何一つ不自由なくすごしています。

そんな現在の順風満帆さは、前回の失敗を踏まえて、精神科から素人までの無数のアドバイスや、専門書籍や、占いやらなんやらの試行錯誤の組み合わせで、珍しく努力で掴み取った部分が多く含まれているので、ある程度表題について再現性があるだろうと思われる話をできるかもしれません。

一般市民の知人の人数なんて知れてるので検証に充分なサンプル数が用意できませんから、当然保証的なものもなにもありません。

私がたまたまそうだったのだろうと言われたらそれまでで、万人どころか、あくまでも友人Sが読みたがったというだけの記事です。

ただ、大事な友人がココに書いてあることを一文字残さず実行したとしたら、きっといい結果を呼ぶだろうと私は確信をもって書いています。

友人Sのついでに万一誰かの役に立ってしまったとしてもそれは不可抗力でしょう。

では、ココから先の与太話にお付き合いいただけましたら幸いです。

タイトルは、逆ではないです

「相手から自分にモラハラされないためにはどうするのか」ではないです。まずは自分が相手へのモラハラをやめます。

体感、少なくとも男女問わず日本人の9割5分がしてます。本当にやめてください。

そもそもモラハラとはなんなのか。

それは「私が私を一番大事にできない代わりに、アナタが私を一番大事にしろ」というメタメッセージを放つことだと考えています。

「メタメッセージ」については色んな人がいろんな書き方で説明してくれてますので好きなものを参照してください。言ってることは同じです。

「自分より他人のほうが大事」なんてのが「愛」だと、素晴らしい価値観だと勘違いしてる人、そこらにいませんか?

愛情は、自分で自分を満たして、そこから溢れた分しか他人へ注ぐことはできません。

自分へしてあげたこと以上のことは他人へはしてあげられないのです。これは色んな所で話されている、人間心理の基本中の基本です。

自分以上に他人にしてあげている人がいる(まして自分ができている)ように見えるなら、断言します。それは愛ではなく独りよがりです。

本当に相手のことを想うなら、想いたいなら、いますぐその勇み足の偽善行為を止めてください。

自分より他人の優先順位を上げることは、他ならぬ自分自身が自分を不当に低く評価することになります。

これは言い換えると「自分自身へのモラハラ」です。そしてこのセルフモラハラを他人に見せる行為こそが「相手へのモラハラ」なのです。

言葉、行動、態度、表情、声色、全身全霊で「アナタの大事な"私"とやらは、大した価値がないんですよ」というメタメッセージを伝えることになってしまいます。

"私"を、持ち物や趣味に置き換えたら……想い合っている二人の間で交わされるには悲しすぎる会話だと思いませんか。

さて、これをやめないとどうなるのか?

なんとインナーアナタの代弁者として、相手がアナタにモラハラを仕掛けるようになります。

なぜならパートナーはアナタの(特に男性は女性の)願いをすべて叶えたい生き物だからです。

これは愛情というシステム、性というシステムが稼働している以上、仕方のない仕様です。大脳新皮質ごときで価値観が変わったところで向こう1000年くらいはどうしょうもなく"正しい機能"です。

おめでとうございます。アナタがアナタを扱うように、相手もアナタを扱って"くれる"ようになります。

そしてお気づきかもしれませんが、今すでにパートナーからモラハラを受けていると感じているならば、その加害者は絶賛自分自身にもモラハラを働いています。不当に自分自身を低く評価して、それをもう一方へ見せつけて、しかも「自分よりも自分のことを大事に扱え」と要求しているでしょう。

「アナタのために言っている」という言葉と態度を使って。

ここでのモラハラとは
 ①人を人より低く評価すること
 ②大事じゃないものを人に大事にさせようとすること

・アナタが自身へ行うモラハラ=アナタが相手へ行うモラハラ
・相手が自身へ行うモラハラ=相手がアナタへ行うモラハラ

卵が先かニワトリが先か……そんなことは今更考えたって遅くて不毛です。

幸運にもこの記事を読めたほうのアナタがまず早急に

・「相手のために」行っていること
・「自分自身への」モラハラ

をストップしてください。

残念ながら相手の振る舞いや状況によって難易度が変わりますが、無理なことは言いませんのでどうかご安心を。

まずパッと思いつくもので、辞めやすいものからで大丈夫です。
頑張れそうならもう少しだけ頑張ってみてください。
辛すぎるようなら一旦大丈夫なところまで戻ってください。
大事な友人なら止めたくなるような言葉や行動を、一つだけでも。

一つでもやめることができたなら、今日は昨日までより自分を大事にできた日です。そんな今日の自分へたくさんの感謝と賛美を与えて、受け取ってください。

たとえ一つも思い浮かばなかったとしても、考えようと努力したことに祝福を。

ここまでで多かれ少なかれいろいろな質のショックを受けたり、納得が行くことも行かないこともあったでしょう。全部違うと感じたかもしれません。

でも、それでOKです。

何を感じても、何も感じなくても、それ自体はOKなんです。「こう感じたからダメ」「こう感じてたらよい」というジャッジを手放します。どうしてもジャッジしてしまうなら、一旦はジャッジすることにもOKを出します。

心の中の自由を許可します。

人は愛されるために生まれてきています。他の誰でもなく、アナタ自身によって愛されるために。

まずは自分が一番自分を優先する

では、すっきり空いた自分の心の器に、やっと愛情を注いでいく番です。


ここを徹底してください。

できてから次の項目へ行ってください。

じゃないと毒にしかならないです。


日常のすべてで自分を最優先します。勘違いしてはいけないのは、パートナー含めて他人に自分を優先してもらうわけではなく、自分が自分を最優先します。

これは傲慢で横柄で嫌な人間になってしまうような気がして抵抗があるかもしれませんが、自分を自分で甘やかすことで堕落して迷惑な人間には「ならない」という臨床研究結果がちゃんと出てます。

迷惑な人は別に自分に甘いから迷惑なわけではないのです。そして7割以上の人間は他人より自分に厳しいんだそうです。

安心して自分を手一杯甘やかしてください。

他人の優先順位は他人本人に決めさせてください。

パートナーのことは意識して一旦最下位にします。大体の場合はこれまでが囚われすぎなので今だけは最下位にするくらいでちょうどいいです。

ニンゲンの中での最下位じゃないです。自分と自分の仕事や趣味と所持品の次に自分の肉親や友人で、その次が親戚で、その次がその持ち物、その他のコンビニの店員さんなど顔見知りの有象無象、テレビで見たことある人、その次が顔も知らない人全員で、それら全部合わせてパートナーがさらにその下で最下位です。

イメージしにくければ、「少なくともテーブルの醤油よりは地位が低い」と思ってください。醤油は自分で歩けないので私が買い足さないと私の冷奴が虚無奴になるからです。

これで今は本当にちょうどいいんです。

パートナーのことはパートナー自身が大事にしないといけないですし、他人の子守に口出ししちゃいけないのと同じです。今は自分の子守に集中してください。


さて、例えば買い物なら。

子供がいようと夫がいようと一人だろうと、まずは自分のものからカゴにいれます。自分が思いついた「家族と分け合うもの」じゃないですよ。

自分だけが必要なもの、自分だけが欲しいものです。

経済的に自由度が低く、買い物にパートナーへのお伺いが必要な状況ならいっそ好都合です。諦めさせられても怒られてもダメージの少ないものや、数百円や千円くらいのもので、普段から許可をもらう儀式をしてください。

カゴに入れた後や買っちゃった後のほうがよりよいです。
良識ある成人が今数百円私物を買ったからってなんだというんですか。

(仮に月に数百円を惜しまないといけない生活をしてるならまずそっちをどうにかしたほうがいいです。今note読んでる場合じゃないです。)

アナタが欲しいものをアナタが手に入れるのです。アナタのことが大事な人なら手放しでわーいな出来事なはずですから「大変良い知らせですよ」感が大事です。

そのようにマインドをセットしたら、そのマインドのまま一言。

「買ってもいい?」

許可をくれたら、それが手に入ることを喜びます。間違っても相手から許可をもらえたことにじゃないですよ。

そして世界へのサービスとして喜んでみせてみるのもいいでしょう。

この私が喜んでいる姿を最前席で見られるとはなんと幸運なニンゲンたちだ。ん?そこのニンゲンAは私が喜ぶことに比べたら微々たる出費を、余剰から払いたかったから支払いをしただけだろう。欲しい物を訴えたのも、見つけたのも、支払いをする権利を提案したのも、物を手に入れたのも、この私だ。そのニンゲンAには支払わないという自由もあったのだ。よかったなニンゲン、良いものが見られて。まあ私はその100倍喜んでいるが

たとえ断られても同じです。断られたことじゃなくてそれが手に入らないことをがっかりします。

なんと私が喜ぶ姿をお見せできるシーンが一つ潰えてしまった。とんでもない悲劇だ。しかしニンゲンAは自分の意志で支払いをしないという選択肢を取ったのだ。自由意志は素晴らしいことだな


例えば家事や役割分担を考えあぐねたなら。

自分が気分のいいのだけ、気分のいいタイミングで手を付けます。頑張り度合いも気分がいい範囲でやめます。きっちり全部やるのが気分いいならきっちりやるのもいいでしょう。

家事をやる人は偉いですが、やらなくても死にません。

好きなやつがあればそれだけやってもいいです。やりたいタイミングの人がやりたいやつをやればいいんです。一つもなければ一つもやらなくていいです

アナタがやりたくないことを嫌々やるのは、アナタの大事な人全員がしょんぼりしてしまうでしょう?

誰もやりたくないけどどうしても困るなら外注費用や別のやってもいいサービスをチラつかせるなどで相談してもらってください。アナタは少なくともやったほうが楽だと思うまではなるべくやりたくないことをやってはいけません。

たまに気分で何か家事をやったときは盛大に祝いましょう。なにせ家事の一つ分、またアナタの地位が上がったので。

育児はやらないと子供が死にますが、あえて酷な言い方をするなら、アナタが死なないことだけが最低限に必要なことです。アナタが死ぬと子供が死ぬからです。

子供が死ぬとアナタが死ぬならどんどんニンゲンたちに出せる報酬をちらつかせてアウトソースしましょう。パートナー以外は徳を積めます。

パートナーはアナタとアナタの抱く小さな命を守って当たり前です。それだけのためにアナタの世界に存在しているし、それが至上の幸福なのが"パートナー"だからです。


例えば相手が何か嫌な気分になることを言ったなら。

まず嫌な理由とか何がどう嫌でとか掘り下げは一つも考えなくてよいのです。

どうしたら言わないでくれるか、わかってくれるかだなんて、ニンゲンA軸でモノを考えようとした時点で自分の優先順位が自分の中で下がってしまっています。

今不愉快なことについて考えてる場合じゃないのです。
私は私が幸福であるために忙しい。

「その話題きらい。それを話したいなら私じゃない人にして。」

以外に言う必要などないです。それに重ねてなにか言われても、上をリピートか話題を変えるでいいのです。それの説明責任はありません。

むしろ私が不愉快になることを押してまでその話をしたいなら、どんなメリットがあるのか必死に説得する必要があるのは相手なのです

なにせ私は幸福のために忙しい。

嫌さのツボは大体月星座だと思うので、例として雑に一言並べておきます。

月牡羊:俺じゃない嫌!
月牡牛:俺のじゃない嫌!
月双子:話せない、今じゃない嫌!
月蟹 :安全じゃない嫌!
月獅子:目立たない地味嫌!
月乙女:汚い臭い嫌!
月天秤:ダサいヤボイ嫌!
月蠍 :丸見え嫌!
月射手:不自由嫌!
月山羊:チャラチャラ嫌!
月水瓶:普通嫌!
月魚 :嫌っていうの嫌!


例えば相手が自分を褒めるようなことがあったら。

良いリアクションなんて取ろうとしなくていいし、まして謙遜しようものなら今すぐこの記事を閉じて他所を当たってください。宗派が違うので。

言い回しはアナタのキャラ感によりますが、パートナーに褒められたときのマインドセット兼メタメッセージは以下の2種類のみです。

「私もそう思う!お目が高いね!」
「確かに!気づかなかったありがとう!」


……その他の日常の大小様々な選択をするシーンで、すべて同じマインドセットでもって、言葉と態度で体現していきます。

「私は私の最大限の幸福のために私自身で最大限の努力をしています。私以外のニンゲンたちはそれを手伝う権利もあるし、見送る権利もある」

「私は私に、得られるだけのすべてを得て、最大限幸福になってほしい」

「願わくば、アナタもアナタ自身に、そうあってほしい」


ここまでを徹底できたなら、次へ進んでください。
徹底できてる人は自信を持ってうなずけるはずです。
「多分」などと言うようなら論外です。
できてないので1行目からここまでの繰り返しをさらに延長してください。


次に、「アナタのおかげで幸せ」

自分へのモラハラをやめて、自分を最大限に優先できて、相手のセルフモラハラにびくともしなくなり、ここにきて初めて相手を立ててもよくなります。

ここまでができていないと、相手を立てるとはすなわち「自分が下がる」になってしまい、まったくのやり直しどころか逆効果で逆回転になります

「自分という素晴らしさの頂点が選んだパートナーだから素晴らしい」という位置にパートナーを引っ張り上げることで、過度な期待や過小評価ではなく否定しようのない主観に基づいて持ち上げることに成功するのです。

パートナー(特に妻が夫)を素敵なものとして扱うことの色々な効能は多くの書籍で言われている通りですが、その前段階が重要なのにほとんどの書籍で抜け落ちています。

(多分"うまくいった"人が本を出すのでしょうから、初期の初期のことは忘れてしまっているか、当然のものとして触れていないのかもしれませんね。)


ニンゲンAがいてもいなくても、自分と世界は最高に素晴らしいものであるがゆえ、自分が生きているだけで毎秒世界が喜びにむせび泣いている中、アナタは以下のメタメッセージを発信できるようになります。

「そんな"この私"が敢えてニンゲンAことあなたをパートナーとして迎え、ともに過ごす時間を選び続けているのが今現在」

「あなたと過ごしているという条件だからこそ得られている私feat.あなたのオリジナルの幸福がここにある」

「あなたがいたから新しい"私の"幸福と出会えました。私の選択と、それを受け入れたあなたの英断に、この縁に、感謝します」

「あなたの世界にとって、私もそうでありますように」


この段になれば、いっそ乗り物になる言葉や行動や態度はなんでもいいのです。

褒める、オシャレする、ダラダラする、家事をきっちりやる、贈り物にたくさん喜ぶ、一人で趣味を楽しむ、趣味に巻き込む、教えを請う、頼る、スキンシップや雑談、ふてくされる、頭の悪いフリ、頭の良いフリ、見栄を張る、ギャップを見せる、自然体でいる、頑張る、尽くす、尻に敷く…etc etc

気に入ったメソッドを楽な組み合わせでアズユーライク。

何度でも何度でも、手を変え品を変え、変幻自在にメタメッセージを送り続けます。


ここまでで大方ウマいこと回っていくでしょう。

ですがニンゲンは多様ですので例外はいつだってあります。

相手のモラハラがそれでも続くなら、残念ですが手遅れかもしれません。

ただし自分を最優先にすることにためらいのなくなったアナタなら決断も早いことでしょう。

ここまでで結構長い文章ですが、やることは3ステップです。

まとめ
・まず自分へのモラハラを辞める
・徹底的に自分の中で自分を最優先にする
・最高位にいる自分がパートナーを認める

それでもだめなら
・手放すという選択肢もある

どんな道でも、私はアナタの幸運を祈っています。


最後に

どうか忘れないでください。

いついかなるときも、たとえ誰が関わろうとも、健やかなるときも病めるときも、アナタはアナタにとってただ一人の最愛の存在であることを。

パートナーは、そのアナタがアナタのために用意した特別なギフトであることを。

受け取らない自由・手放す自由がいつでもありながら、今日まで多くのギフトを受け取ってきたからこそ、最高のアナタを今のアナタが受け取っていけるのではないかと、私はそう思っています。


ここまででアナタがモラハラをしなくなったなら、アナタの勝ち確です。

もしどうしても抜け出せないループがあったらこっそりDMください。
占いします。


最後に良書の紹介を一冊。

以上

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