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ヤギミルクの恵み。でも搾乳は命がけ。

広瀬浩二

私はヤギたちを経済動物にしないと決めています。ヤギと暮らし始めた当初はヤギミルクを販売するという目的かありました。しかし設備に多額のお金がかかるのと、販売の認可のハードルがあまりにも高く、早々に諦めてしまいました。
あと、生まれた子ヤギをどうするかという問題があります。ミルクを得るためには子を産ませないといけませんが、プロとしてやっていくには産まれたヤギを肉にする事を当然考えないといけません。私はその辺りが非常に見通しが甘く、愛玩用に譲渡すれば皆さん可愛がってくれるだろうと前向きに考えていました。結局メイの子ども、孫たちのほとんどは譲渡先で3歳にもならないうちに死んでしまいました。

譲渡したら子ヤギの事は忘れるのが鉄則といいますが、私にはそれは出来ませんでした。

ヤギのミルクはよくクセがあるとか臭いとか言われます。しかし実際には一切クセはなく、牛乳よりもスッキリとして飲みやすいのです。クセがあると言われるのは、ヤギミルクに匂いを吸収する特性があるため、飼育小屋を不潔にしているためか、発情で臭いを出すオスヤギとつがいで飼っているか、もしくは搾乳後の管理が悪いせいではないかと思います。

メイのミルクは美味しいと評判の自慢のヤギミルクです。規制が厳しくて販売はできないのですが、余剰があった時にご近所の興味がある方に差し上げています。

メイの搾乳。とても嫌がり暴れるので、
後に搾乳台を作りました。

たまちゃんはメイと違って嫌なことは頑として受け入れない性格なので、搾乳時は大暴れします。私も顔を蹴られたりで結構命懸けです。「ハイジ」みたいな気軽な感じの搾乳って本当に可能なのでしょうか?

ちなみに私の搾乳の手順は、まずキャベツなどの美味しいもので誘い込んで搾乳台に保定、乳房を暖かいお湯で絞ったタオルでマッサージ、蹴られても避けられるように左手に鍋を持って右手で片乳ずつ搾ります。

搾ったミルクはすぐに60℃の低温殺菌。
30分ほど温めたらすぐに冷やして冷蔵庫に保存します。

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