40万で治した歯と、12本打たれた予防接種【海外引っ越し準備編②】
歯の治療だけはお早めに
やること多すぎ!と白目をむいてても進まない海外引っ越し準備。
何をまずするべきなのか。これには明確にお勧めするものがある。
それは歯の治療である。
海外駐在(帯同)のための準備といっても、実際には会社の制度や準備期間によってアプローチの方法は変わってくると思う。
だが歯だけは、歯の治療だけは早くして損することはない。
海外での歯科治療は保険が効かなかったりで高額になることが多いし、歯科治療は長期になることもあるからだ。
実際、私も仕事と子育ての合間を縫っての治療は思ったようには進まず、3カ月近くを要してしまった。
私は前々から違和感があるものの様子見とされていた1本の歯の治療に踏み切った。
結果的に40万が飛んだ。
なんと高級な、お歯様でございましょう…
引っ越しのたびに歯医者を渡り歩いた身としては、自分に合ったドクターを探す大変さは身をもって知っている。慣れない異国で歯をいじられることはものすごい恐怖だ。背に腹は代えられない。
有意義な物に換金されたのだ。後悔はない(血の涙)
エジプト予防接種多すぎ問題
続いて計画的に進めなくては間に合わない可能性があるものは予防接種である。主だった国は外務省に推奨ワクチンが載っているので参考にしていただきたい。
我が家は社から説明があり、あらかじめ赴任者及び帯同家族に必要とされる予防接種の案内が来た。これは私の場合。
だから多いのよ
この時点で全11本。
打ちましょう。打たせていただきましょう。
意を決し、子どもの分と合わせて予約を取るべくかかりつけのクリニックに電話した。
狂犬病のワクチンは、一般的なクリニックにはなかった
ですよね。薄々気が付いていた。野犬とか、日本でほぼ見ないもんな…と改めて思いつつ。
実は最初から会社から渡航用クリニックは紹介されていたんですけどね。3歳児連れて電車で予防接種複数回、ハードすぎるので可能なら家の近所でやりたかったんだけど。そこは仕方ない。
いよいよ予防接種当日。わが子を連れてはるばるやって来た、都内某所のクリニック。
問診をするドクターも
「エジプトですか~結構本数多いですね~」
と言っている。やっぱり客観的に見ても多いんだ。
そして今後の接種のスケジュールを組みはじめる。
「う~ん、全部で11本でしょ。この組み合わせだと今日4本までいけますからインフルも打っときます?」というお誘い。
確かに数日前から始まったインフルの予防接種可能時期ではあったけど。
そんな仕事終わりに「もう1杯いっときます?」みたいなノリで追加すな。
※結局インフルも追加しました
ちなみに狂犬病は結構痛かった。
でも1番痛かったのは恐らくDPT(ジフテリア、百日咳、破傷風の3種混合)
※個人の感想です
これは痛みに比較的強い私も、刺してる最中に「ふ、ふぉ〜!」と何とも言えない声が出ちゃうくらいには痛かった。そしてそこから2週間、刺した箇所が痛痒かった。
インフルなんかいつ刺したかわかんなかったくらい一瞬に感じた。それは言い過ぎだけど。
そして子どもも全部で8本がんばりました!!!
あまり注射嫌がらない子で本当に助かった…
※ちなみに現地校に入学・入園する際には、予防接種証明が必要な場合が多いと思います。我が家も英語で発行してもらった証明書を、入園手続きで提出しました
かくして約1カ月半をかけて全てのワクチン接種が終了。
野犬も来るなら来い、と思わず挑発したくなるような、スーパー抗体を持った身体が出来上がったのだった。
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