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お茶とタモリ倶楽部と

サブカルというものが好きだった。

今はいろいろなものが細分化されて、もう死語となりつつあると思います。

島根の茶問屋で生まれ育ち、サブカル的なものに憧れがあるものの、現代のようにネットもなく、民放のチャンネルも少なく、もちろんそのような場所もなく、主な情報源は雑誌でした。
とは言え、欲しい雑誌も島根に売ってなかったりすることもありましたし、雑誌で見た欲しいCDとか、観たい映画とか、本とか、漫画とか、服とか、手に入らないものもたくさんありました。

高校卒業と同時に大阪へ。

サブカル欲、かなり満たされました。
美術の学校だったし、大阪芸大の子らとも仲良くなってよく遊んでいて、おもしろい友達や出会いもたくさんあって、
ギャラリーとかもいっぱいあるし、おもしろい店もいっぱいあるし、単館系の映画館とか、ミニシアター系の演劇とか(らもさんのサインも貰ったなぁ…)、ライブとか、クラブとか…

楽しかったなぁ都会。

10代の頃からタモリ倶楽部の空耳アワーだけをVHSに撮り溜めるということもやっていて、京都の某飲み屋で安斎肇先生にお会いした時は震えました。

その後の展開はプロフィール記事にもしているかみや園+についてにも書いておりますが、今は島根でお茶を作るということをしております。

でも、根っこには元々好きなものが脈々と流れ続けているわけではないですか。

タイトルにタモリ倶楽部と書いたのは、別にタモリ倶楽部だけの話ではなくて、
今もちょっと斜めから見たものとか、ひねりがあるもの、徹底的にくだらないものが好きなのです。

現代は島根にいてもネットも普及して、観たいものが観れるし、情報にも簡単にアクセスできるようになりました。

ただ先日古着屋に行った際、多分売れているのであろう流行りの古着たちを見て、全然わくわくしないのです。

もっととんがってることやってるとこがあってもいいのに…と思うけど、売れる売れないの話になるし儲けが出ないとそりゃダメだししょうがないよねって気持ちと、いやいやもっと攻めていこうぜって気持ちと。

お茶作りはもちろん真面目にやっておりますが、なんか変なことしたい欲は常にあって、だからお茶を使っておもしろいことしたいなぁと常々思っているわけです。(作ることではなくて、イベントとかでの話でね)

タモリ倶楽部みたいなこと多分ずっとやりたいんです。

ザ儲け度外視の話。

今年もなんか小さくですが色々仕掛けたりしていきたいです。

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