実例を踏まえたマケーティング思考
初めての投稿は、「マーケティング」について。
「マーケティング」とよく耳にすることが合っても、明確に定義できないこの言葉。。。
僕なりに事例を交えて深堀してみました!
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実例を踏まえて、具体的に何をすることがマーケティングなのかご紹介します。
まずは、前回の記事の復習から。
マーケット・インとは、顧客のニーズ本位の企画・開発・提供を行う考え方であり、市場が望ものを提供していくことです。
分かりやすくすると、こんな感じです。
1.市場・環境分析
「どの市場にチャンスがあるのか」を見極めること。
2.セグメント・ターゲティング
「誰に商品やサービスを提供するのか」というターゲットユーザーの設定。
3.ポジショニング
「どんなものがターゲットユーザーに受け入れられるのか」の検討。
具体的な商品のコンセプトや強みを考え、差別化を図る。
4.マーケティング戦略
ターゲットユーザーに受け入れられかつ採算が撮れる価格帯の設置、ユーザーにどのように届けるか、そしてどのようにターゲットへ商品を認知してもらうか等を模索する。
5.実践
ユーザーのフィードバックを元に、「改善できることはないか?」「何が間違っているのか?」を検討し、1~4を調整する。
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実例 ドトールコーヒー
1.市場・環境分析
出勤前の一息に、そして昼間の休憩や営業回りの少しの時間に、ビジネスマンがコーヒーでブレイクタイムを取ることが多い。
スターバックスや星乃珈琲店などのカフェ店舗の競合。
2.セグメント・ターゲティング
20~50代のビジネスパーソン。
仕事が忙しくまとまった時間の利用は難しい。
→ 仕事前、仕事の休憩中、営業中の一息に。
3.ポジショニング
仕事に追われているビジネスパーソンへ少しの時間でも、安らぎの空間を提供する。
そして、ビジネスパーソンへ負担のかからない値段設定。
最後に、その価格以上に美味しい商品力。コストパフォーマンス◎
4.マーケティング戦略
・価格
ビジネスマンの負担のかからない値段。
・強み差別化
実店舗数1100店。どこでもある。
気軽に来店でき、落ち着いた雰囲気(スターバックスなお洒落な空間よりも敷居が低く、くつろぎやすい)
そして、コストパフォーマンスの優れた商品力。
ドトールでは「頑張る人の頑張らない時間」というブランド・メッセージを2010年より発信しています。
忙しくて時問がないビジネスパーソンたちに短時間でリフレッシュしてもらえるような、ちょっとした息抜きの場を提供できるよう、コーヒーからサイドメニュー、店舗設計に至るまでさまざまな工夫がなされています。
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ドトールの比較として、スターバックスを例えとして出しましたが、
スターバックスも同じカフェ業界でありながら戦略が全く異なります。
ぜひ、より理解が深まると思いますので、スターバックスを題材に、マーケティング分析やってみてください。
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