10年20年先も美しく健康的でいたいと心から望み、一度手にした理想を一生モノにすしたいと本気で願う人へ送る、ボディデザイナー神尾健太の思想と哲学です。
本質的な体作りのヒントに。
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2020年12月の記事一覧
再生
なぜ私たちは【デブを非難】するのか?②|近代から現代、そして未来編~肥満と脂肪の文化誌(クリストファー・E・フォース著)の感想と考察~
<本編あらすじ> このGod Talksは美と健康に関する神尾健太の思想や哲学を語りつくすコーナーです。 今回はGod Talks恒例の、書籍紹介とそこから得られた神尾の感想と考察を語る回です。 こちらで題材にしている書籍は『肥満と脂肪の文化誌/クリストファー・E・フォース』になります。 全体としては、今現代に見られるデブ、つまり肥満や太った人に対する非難や冷遇と、細くて引き締まった体への憧れや賞賛はどのような過程で形成されてきたのかを明らかにしていきます。 前編では肥満と脂肪に対するネガティブな印象がどのように形成されたのかを、古代と中世を中心にお話しいたしました。 この後編はその続き。 15世紀以降の近代、封建制度の衰退と植民地の支配が主流となるこの時代において肥満の人への見方はどういった影響を受けたのでしょうか? また20世紀から現代にかけての極端な細さへの賞賛を促した要因とはいったい何でしょうか? そして著者、クリストファー・E・フォース氏が主張する最終結論とは何でしょうか? 最後には神尾がこの書籍から得た教訓を3つにまとめてお話ししていきます。