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松明は自分の手で

その昔私は外資系IT大手に転籍した頃、ホンダの藤沢武夫相談役に本を通じて憧れ、六本木の藤沢武夫相談役の骨董品店に行きお会いしたかった時期があります。
残念ながら私が転籍した年の年末に亡くなられており、お目にかかることは叶いませんでした。今思うと惜しいことをしたと思いますが、もう店には出られていなかっただろうとも思います。

私が藤沢武夫さんからのメッセージで、一番心に残っているのがこれです。

「松明は自分の手で持て」

何故だかしりませんが、「私は太陽には成れない存在」だと小さい頃から自覚がありました。この自覚は今も変わっていません。そのためかホンダの藤沢武夫さんとか、三洋電機創立時に松下電器から移籍した後藤清一さんとか、そう言う主人公の脇を固める様な個性的な人に惹かれるのです。

そう言う私の憧れの人が「藤沢武夫」さんなのでした。
実際にはご自身でも会社の社長経験があり、私の様なものが憧れると言うだけでも不遜の極みなのですが、とにかくそう言う人が私にとって「スーパースター」なのです。

私たちは一人一人が自分という会社の社長です。
人材派遣業として自分から派遣されてサラリーマンをしていたり、士業で一人社長だったり、小さなグループのトップだったり、大きな組織のトップだったりと色々ですが、自分個人のトップであることに変わりはありません。

私の心の基準として、まだ20歳そこそこの私に「藤沢武夫」さんは「松明は自分で持て」と諭す様に教えていただいた。そんな気がしたものです。

「松明は自分で持っていますか?」

今こそ自問自答したい言葉です。


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