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妻が東雲くん(溝口琢矢氏)に会いに行った話

カミシモドラマシーズン2まで残すところ2か月。キレキレダンスに長尺台詞など演技煌めいていた溝口琢矢氏のカレンダー発売記念イベントに妻が行ってまいりましたので、取材記事を書きます。
「直接感想等を伝えられるのはいい文化だなと思いました」と玄人じみた渋い感想から始まりました。

妻の”接触イベント”遍歴について

妻は社会人1年目から2.5次元舞台を見始めました。『刀剣乱舞 虚伝燃ゆる本能寺』再演で本格デビュー。12/24だったとのことで、「世のカップルどもはデートしてるから、絶対取れるだろ!」と抽選を勝ち取ったそう。刀剣乱舞のゲームから入ったということで、やはり「並行世界」は偉大なコンテンツだな。
接触イベントは
・橋本祥平
・荒牧慶彦
・北村諒
・城田優(とてもやる気なかった)

ほか、「名前を出せないよ」さんなど、そうそうたるメンツだ。これぞ、私に2.5次元の魅力を教え導き、引きずり込んだ大先輩の貫禄である。
今回溝口氏のイベント情報を見て応募したのは「カミシモがよかったのでお礼を言いたかった」という。私も行くか迷ったが、役と違ってたらどうなんだろう…と勇気が出なかった。

実際に妻が会ってみて

基本的にこうしたイベントはブースで開かれるらしい。
衝立があって、入ると、溝口氏とサイドに運営の数人がいるそう。
生の溝口氏が視界に入ったときには「あ、いるー」と。
溝口氏の手渡しでカレンダーを受領し、数秒の会話ができる。

妻:「カミシモから入った新規です。夫婦で見に行ったのですが、旦那が溝口くんのこといいね、と言ってすごい長いブログを書いていました」
溝:「えっ、ブログ書いてくれたんですか。見たい、読みたい、読ませてくださいよー!」
妻:「今日一緒に来ようと思ったのですが、『まだそのときじゃない』ということで来なかったです」
溝:「え、そうなんですか。来てほしいな」
妻:「次は一緒に来ます。夫婦でドラマを応援します」
溝:「ありがとうございました、また来てね~」
妻の記憶より

ガチ恋枠ではない、初めての年下イベントだったということで、「丁寧な好青年だな、と思いました」と振り返りました。

地声が低かったことにびっくり

思ったよりカミシモの東雲役よりも声が低かったようで驚いたそうです。
ベクトルのキャラソンでいうと「ずーれてた、ふたーり」の「ずー」の3度下くらいだったらしい。

振り返り

旦那の話を出したことは、せっかくだったら周りのファンと違う切り口で話してみよう、ということと、あんなにブログ書いてたくせに旦那がこの場に来ないことへの若干の感情があったとのこと。
おそらく想定問答が存在しない、困惑するだろうフリに対して、ニコニコしながら面白がっていた(と見える回答をした)ようで、「将来有望だなと思いました」という高評価でした。
この点を少し深堀りすると、

接触イベントとは、「キャラクター」や「着ぐるみ」が存在していない、ノーメイクの状態である。つまり、実際会ってみるとぱっとしない、キャラが好きだった/キャラの魅力によって増強されていたのか、とギャップが発生することが界隈ではしばしばないことはない。

ということ。
溝口くんは素でいること自体の魅力があったということだろう。
妻によると、「言い換えると、お化粧映えする=顔のパーツがきれい。目鼻の小ささは舞台メイクで補正できるが、すっぴんプラスアルファで魅力的なパーツがあることは様々なジャンルに進出する上でよいことだ」という。
「お目目がクリクリしていて泣きホクロがありよかった。時代が求めている路線だな」と思いましたと総括。溝口くんの存在は「需要>供給となっている」ということで、彼の事務所も強く、いろんな役が回ってくるといいなという期待値アップでした。

会ってみて思った、こんな役もやってほしい/カミシモ2ドラマでみたい

サイコパス殺人鬼をやってほしい
→これは妻がいろんな推しにやってほしいだけなので、話半分でよいが、確かにやってほしい。

②カミシモ2のドラマでは逆格差を見たい。カミシモ2の舞台では、最初クラゲくんが地方テレビのロケに出るなど知名度で前に出ていた。ストーリーを通して吹っ切れた東雲がピンでスポットライトが当たるのか、というところで舞台は終わる。なので、ドラマでは逆に脚本業とかを東雲がとってきて……クラゲは「俺がやってきたことはなんだったんだ…」と、こじれる様子が見てみたいということでした。え、めちゃくちゃ見たい。
あとは、踊ってほしいな、という。

えっ、めっちゃ見たいぞそれ

カレンダーのこと

最後に、カレンダーのこと。着物を着ている写真がよかった。男前度があがる。顔がある程度濃いと、衣装のコントラストが激しいものより、和服を着る役が見たい。ぴしっとしたものよりも着流し系。仁義なき幕末に今からでもいいので出てほしいということでした。振り返るとカミシモでもモノトーンだったので似合っていた。
明治大正が舞台のバディものなどどうでしょうか。


取材総括

私は、妻のめちゃくちゃ喋る様子と含蓄と妄想力から、妻の「オレが考えた最強2.5次元舞台」を見てみたいと思いました。
そして、私も溝口くんに会いに行けばよかったと激しく後悔しました。推しは推せるときに、推せ!
カミシモ2のドラマでの活躍が楽しみである。
また、こうした演者との直接のつながりは興味深い。現実世界と舞台世界での印象が相互に干渉しあうというのは、芸術体験における認知の歪みが発生する。そうした歪みは正史に干渉し、現実世界に想念をわだかまらせ、歴史のひずみが生まれていくのだろう。
多角的に物語を楽しめるように、今後も演者らのさまざまな発信は要チェックである。

おまけ

ポケットに入れてたカワウソかわいかった。by妻


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