「美容室に行く時間がない時は、1回くらいホームカラーを使ってもいいでしょ?」と聞かれた時に……美容師は絶対に知っておきたい★ケミ用語集
美容師は必須、お客さまも知って損はない!
「メラニン色素」に関するケミ用語(ケミカル用語)をまとめました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これで完璧☆プロのケミ会話集④
お客さま「美容室に行く時間がない時は、1回くらいホームカラーを使ってもいいでしょ?」
美容師「新しく伸びてきた根元と、既にヘアカラーをして数カ月経った毛先では、ダメージや染まり方が違います。美容室ではその根元から毛先のコンディションを見て、薬剤の種類や作用の強さをコントロールできるのです。頭皮診断もいたしますので、安心してヘアカラーをしていただけますよ」
「ホームカラーとサロンカラーの違いをご説明しますね。ホームカラーは“色ムラになった”、“染まらなかった”というクレームを防ぐために、髪が染まりづらい人を基準に調合する薬剤がつくられています。(OX●%のものがほとんど!)」
「具体的には、髪を●●する●●ー●剤の濃度が●●●で認められているギリギリの濃度なのです。実際は、染まる仕組みや薬剤は美容室のカラー剤とほとんど一緒。違いは、美容室ならその日のお客様の●●や●●の状態から診断し、適切なバランスで薬剤を調合して差し上げられることです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●●●に何が入るか分かりましたか?
分からない方は下記のキーワードを
チェックしてくださいね!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【白髪のメカニズム】
白髪は、毛髪内のメラニンがほとんどなくなることで発現する。原因は正確にわかっていないが、3つの理由が考えられる。
1.メラノサイトの機能低下、あるいはメラノサイトの消失
2.メラニンをつくる反応で重要な酵素チロシナーゼの働きの低下
3.メラニンをメラノサイトから毛母細胞に渡せなくなった
毛球内で2種類のメラニンが生成され、毛髪(毛幹)へ送り込まれます。一度生成しなくなると、再生することはありません。
【メラノサイト(色素細胞)】
メラニン色素を生成する細胞。毛髪の場合は毛球に存在し、酵素が酸化することでメラニン生成され、毛髪に送り込まれる。
【メラニン色素】
肌や髪に存在する色素細胞。加齢により生成されなくなると、その毛髪は白髪になる。アルカリカラーはこれを脱色して色素を染着する。
1.ユーメラニン
赤褐色系メラニン。ユーメラニンが多い髪は黒く見えるが、壊れていくにつれて赤褐色に見える。
2.フェオメラニン
活性酸素に強い性質で壊れにくい黄褐色系メラニン。ユーメラニンは壊れやすい為、ユーメラニンが薄くなるとフェオメラニンの黄褐色が見えてくる。
冒頭の答え&●●●●の答えは、この本で!
「美容師のケミ会話」著・前田秀雄(毛髪診断士および毛髪協会認定講師) ¥3,900円+税
http://www.kamishobo.co.jp/archives/book/chemical-talk
美容師さん向けに、カット・カラー・パーマ・トリートメントの基礎&最新技術と経営情報を発信! 『月刊BOB』『月刊NEXTLEADER』を発行する、美容専門出版社です。