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数年に一度やってくる「不思議気持ちいい」感覚が今きています

この何とも言えない不思議な感覚に襲われたのは
小学校6年生も終わりの春休み
中学へ進学する宿題もしなくていい
冬から春へ移り変わる時期だった


その感覚とは
うまく表現しにくいのだが
風邪をひいて伏せっていたのが
少しずつ治りかけ
そろそろ食欲も出て
外の空気も吸いたいなという
けだるさと心の欲求が入り混じる
何と言えない感覚なのだ


これが、数年に一度
やはり冬から春になる時期にやってくる

それが、ここ10日ばかり
「あ・・あの感覚が来てる」
と体感しているのだ

あえて言葉にするとしたら
全身で自然のあるがままを
悦んでいるような感じで
胸の奥からは感謝のような慈愛に満ちた感覚が
じわじわとあふれてきて
細胞すべてがリニュアルして入れ替わる
そんな感じ

不思議気持ちいい


そんな表現が一番しっくりくる
あの小学6年生の時
転勤族の私は、岩手の宮古市に住んでいた


6年生で転校してきたのだから
1年間だけのここでの小学校生活


「転校生のくせに生意気だ」
と転校初日からクラスのボスの洗礼を受けた


正義感の強かった私は
「自分の意見を発言して何が悪いの?」と
反論して下校時の玄関で言い争いになり
担任の千葉先生が登場する騒ぎとなった


ことの発端は
今年のクラス目標を決めましょうということになり
まったくのよそ者全開の初対面の私が
しょっぱなから手を挙げて発言してしまった事だ


今でも忘れない
クラス目標として発言したのは

「全力を尽くす」


結局、そのテーマに決まってしまった(笑)
常に、全開バリバリな私だったのだろう


そんな事件があっても時間が経つにつれ
わかってくれる友人が出来て
仲良し3人と海を見ながら
岸壁のコンクリートに腰掛けて
なんてことない話をしていた

そのうち、身体が勝手に動きたがって
どこか歩いてみようと散歩を始めた
整体などでは「自発動」と言うのだろう


無意識からの動きで
身体は自分で調整を始めるらしい
そんな事すら知らない子供の自分
すると、足はどんどん進みだす


行き先が決まっていないのに
勝手に進みだす
それが面白くて
「足が勝手に歩くんだけど〜」
と言いながら3人で行き先不明に歩き出した

少し肌寒い海風
不安定な足元
潮の香りが鼻の奥をつついて海くさい(笑)

日差しが顔を照らしてチリチリする
キラキラ光る波がまぶしいけど
宝石のようできれい


まるであの時の自分を思い出すと
理由もなくただ面白くて
少しけだるくて
でも胸から湧き上がる悦びを味わって
また、今日もあの日と同じような


不思議気持ちいい
感覚を楽しんでいる

フラクタルで言えば
一部が全部なのだから
私に起こることは地球に起こること
地球に起こることは私に起こること
宇宙に起こることは私に起こること


大きな何かの転換期なのかもしれない
それも生まれ変わるための
始まりなのかもしれない


あの時の私は何もわからず
ただあの
不思議気持ちいい
感覚を楽しんでいたけど
今なら何かが善き方向へ向かっている予兆なのだと
淡い期待を抱いている


神さまはいつも
サインを送ってくる
今日もありがとう
いつもありがとう


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