新型コロナウイルス感染症対策⑦~特別定額給付金(オンライン申請)

全員に10万円ずつ配る特別定額給付金のオンライン申請が始まっています。ここでは申請の準備から実際の申請に至るまでの注意点をご説明します。

まずは慌てない(できなければ郵送申請)

申請の方法は、オンラインか郵送です。

無理にオンライン申請にこだわる必要はありません。

オンライン申請ができる条件

オンラインのメリットは、郵送申請よりも早く申請できる(給付も早いかも)という点です。

ただ、全員ができるわけではありません。オンライン申請ができる条件は、一般的には次のようなものが挙げられます。

①そもそも全部の自治体でできるわけではない

準備ができた自治体からオンライン申請ができます。5月8日時点でのオンライン可能な自治体は添付のとおりです。

②世帯主のマイナンバーカードが必要

申請者である世帯主のマイナンバーカードが必要です。

紙でマイナンバーが通知されたと思いますが、あれは「通知カード」と言われているもので、マイナンバーカードではありません。

通知カードをもとに、自治体で発行してもらうのがマイナンバーカードです。

今年初めの段階でマイナンバーカードの発行まで1か月以上かかっていましたので、今からカードの申請をしても今回の申請には間に合わないと思われます。

③カードリーダか読み取れるスマホが必要

カードリーダは、家電量販店等で売っています。数千円といったところでしょうか。e-taxで使うので、お持ちの方もおられると思います。

④マイナポータルAPのインストールが必要

これはそこまで気にする必要はないです。申請しようとするとインストールを要求されます。画面に詳しめに手順が出ますので、順を追っていけば何とかなるはずです。

⑤マイナンバーカードの署名用電子証明書用暗証番号が必要

マイナンバーカードを作る際に2つの暗証番号を設定したと思いますが、「暗証番号のうち長い方」が必要です。

5回ミスするとロックされます。自治体で解除してもらうことになりますが、ここまで来るとオンライン申請の意味が半減するので、忘れたら諦めた方が無難です。

⑥通帳・キャッシュカード等のデータが必要

通帳、キャッシュカード、インターネットバンキングの画面などの写しや画像が必要です。

口座番号、カナ氏名が分かる必要があるので、通帳であれば表紙と1枚めくったページということになるでしょう。

実際の申請の流れ

ここまで準備できてしまえば、実際の申請はかなりスムーズです。

①マイナポータルへアクセス

②ぴったり検索から特別定額給付金をクリック

③マイナポータルAPがインストールされていない場合はインストール

④申請者情報の入力(メールアドレスを入れておくと申請完了がメールで届くので安心)

*マイナンバーカードの「暗証番号の短い方」を覚えていると、かなり入力を省略できます

⑤給付対象者を記入

⑥口座情報をアップロード

⑦暗証番号入力

まとめ

他の給付手続などと比べると、かなり楽です。

より正確にいえば、「準備できる人なら簡単にできる」ということになるでしょう。準備段階でくじけてしまう場合には、正直お勧めできません。

最初にも述べましたとおり、「郵送申請方式」もあるというのは重要です。下手にマイナンバーカード・カードリーダを準備し、暗証番号も役所に行って、、、、などと一から考えている方には、難しく感じられる手続だろうと思います。

普段からe-taxに慣れている方などにはお勧めです。


繰り返しになりますが、無理はしないのが肝要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?