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【アカペラで歌ってみた】欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」

欧陽菲菲さんの「ラヴ・イズ・オーヴァー」をアカペラで歌ってみました。

 この歌を元に書いた短編「離別の時」は【切ない恋愛短編集 5】の49話になります。

【切ない恋愛短編集 5】の「はじめに」を引用します。

 この本の一番初めのお話は、高校生の淡い恋物語。恋と言っても、男の子の一方的な片想い。「友だちなら良いよ」と言われた彼は、彼女を映画に誘います。実は筆者にも、こんな体験がありました。

 高校一年生の時、学校に向かうバスの中で偶然出会った女の子。彼女は別の高校の一年生。小さくて可愛い彼女に一目惚れした私は、彼女と同じ学校に通う友人に頼んでデートの約束をしました。

 さすがに一対一ではまずいだろうと思い、友人と三人で映画を観に行きました。その映画がなんと、かなりマニアックな映画だったのです。

 近未来が舞台で、暴走族同士の抗争がテーマ。同時上映は有名女優のヌードと暴力が登場する映画。地方の田舎の映画館は、当時二本立てでした。

 おそらく、この映画しかやっていなかったのでしょう。内容も知らないまま、三人でカルト映画を観ました。さすがに失敗したなあと思いました。

 恋愛映画や、せめてアニメだったら良かったのですが、観終わった後に映画を話題にする事はありませんでした。彼女がどんな気持ちであの映画を観たのか、今となってはわかりません。

 結局、映画を観た後に彼女が帰ってしまい、私の恋は終わってしまいました。まだ高校一年生で、恋愛の何たるかもわかっていませんでした。もしもあの日に戻れるのなら、違う映画を選択したいなと思います。

 二番目と三番目のお話は、別れた相手を忘れられずに引きずっている主人公。また会えるかも知れないと、そればかり考えて過ごす日々。

 四番目のお話は、大人の女性に恋をする二十歳の大学生。彼女にとって彼はただの遊び相手。それがわかっているがゆえに思い悩む若い彼。

 五番目のお話は、大好きだった幼馴染みの「お兄ちゃん」の結婚式に参列している女の子。高校を卒業したらお嫁さんになれると思っていたのに、花嫁は自分じゃなかった。

 一つ一つのお話にドラマがあって、読者様にも共感してもらえるのではないでしょうか。切ないけれど、何か心に残ってくれたら良いなと思います。

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