『Don't Starve Together』のキャラクターMOD制作でやったこと
容赦ないサバイバルゲームこと『Don't Starve』、
のマルチ版の『Don't Starve Together』。
MOD制作が盛んなこちらのゲームですが、この前自分でもキャラクターMODを作る機会があったので、なんとなくやったことを超おおまかに記しておきます。
※詳しい手順を記すものではありません。
サンプルキャラクターを使用
基本的には、こちらのベースとなるキャラクターMODを改変して作りました。
https://forums.kleientertainment.com/forums/topic/46849-tutorial-using-extended-sample-character-template/
サンプルキャラクターを使ったMOD制作チュートリアル。
とりあえずキャラクターを作るだけなら、このページを読むだけでできます。
サイトは全て英語ですが、昨今の翻訳機能を使用すれば、workとwalkの発音を混同するバカオブアホの私でも大丈夫でした。グローバリゼーション万歳!
作りたいキャラクターを妄想
さて今回私が作りたいと願ったキャラクターは版権物です。
好きなゲームに好きなキャラクターを登場させる。大興奮ですね。
ゲームのシステム上でどうキャラクターの個性を出すか、アイディアと妄想がどこまでも広がる瞬間です。
当然と言えば当然ですが、今回のMOD制作で一番楽しかったところでした。
さて本格的にキャラクターを作るにあたり、大きく3つの作業があったように思えます。
・見た目を作成
・能力を実装
・セリフを編集
見た目を作成
主にゲーム中のアニメーション、他には選択画面のメインビジュアル、マップのアイコンなどを作成しました。
イラストツールで既存の画像を差し替えるだけではありますが、なかなかに素材数が多かったです。それなりに苦行。
とはいえ、キャラクターは見た目が命。
自分の絵が、好きなキャラクターがゲーム中で動くだけでもテンションがあがり、最後までMODを作り切るモチベーションにつながりました。
ゲームに用意された衣装でお手軽に着せ替えできるのも楽しかったですね。
能力を実装
『Don't Starve Together』にはそれぞれのキャラクターが個性豊かな能力を所有しています。
そういったユニークな能力を持たせるため、コードをいじりました。
プログラミングの知識は初歩的なもので事足りるものだったと思いますが、知りもしないコードを動かす、あるいは読み解くコツを私は持ち合わせていませんでした。うーん苦行。
最初に考えていたアイディアを未練がましく捨て、実装する機能をとにかくシンプルなものに。既存のキャラクターや他の動いているMODのコードを参考にしまくりました。新機能とか開発しているMODってすごいね!
また、自分が詰まった部分は既に他の人も詰まっているもので、公式のフォーラムに行くと、大抵似たような疑問が質問・回答されていました。そこで解決できた部分も多く、DSTのMODへのオープン具合に感動。
セリフを編集
セリフはそのままでもMODの挙動に変化はありませんが、キャラクター性をアピールするという面では大事な部分です。既存のキャラのものを使おうものなら、「なんかこいつ口悪いな…」ってなりますなりました。
しかしながら最新のセリフファイルを開くと、4000行を超えるセリフに歓迎され、脳がやられました。これを全部改変するのは間違いなく苦行。
よく見るセリフだけ改変するなど、早いとこ妥協。
そのくせ「外国人が多いゲームだし、英語で書く方がCoolだろ!」とDeepL先生を仰いで英文を書き殴った結果、かけた苦労に対してニュアンスに大きく不安が残るセリフ群が出来上がりました。
よほどこだわりがなければ日本語でいいと思った。
話は変わりますが、公式で日本語化の動きがあるみたいです。
時期は未定ですが、日本人プレイヤーが増えてくれると嬉しいですね。
感想
初めてのMOD制作、思ったより簡単だったけど、思ったより難しかったです。普通だな!
ちなみに一番辛かったのはログにエラーすら表示されないアニメーション関連の不具合修正でした。おえーっ。
まあこれはオリジナルアイテム追加の弊害でしたが。
とりあえず、『Don't Starve Together』のMOD制作への門戸はかなり広い方ではないでしょうか。まず英語ではありますが、大体のサンプルやハウツーはネットに転がっています。見た目だけ作って、適当にステータスいじるだけでも楽しいはず。
クオリティについて悩むと際限なさそうなので妥協は大事。参考になる公式キャラ・MODはどんどこ参考にするのが吉。最重要ステータスはやる気と継続力。
またやる気が出たら作ってみたいですまる
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