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自分用備忘録:カメラ機材・2021年1月時点での手持ち機材の感想とこれからの拡張の展望について

◆何を撮るのか?

 主に鉄道、風景、街のスナップ。月1回程度で旅行に出かけるが、そのときの記録やスナップ。

◆手持ち機材

・ボディ:Nikon D7200

 2015年発売のDX機(公式サイトへのリンク)。一昨年末(2019年末)に知人から縦グリを含めて譲ってもらったものである。ネット上や各誌では名機とされているが、写真ど素人の私が使ってもそれなりの絵が出てくるのでやはり名機なのだと思う(適当)。

 私がこの機材を選んだ理由(メリット)は、望遠にバフがつくDX機であること、以前使っていたD5300からキットレンズを引き継げたこと、知人が安く譲ってくれたことの3点である。最後のは横に置くとして、初めの2つは現在の私がDX機からFX機に乗り換えるかどうか迷い続けているポイントでもある(後述)。

 現状不満な点は多くないが、鉄道を撮るにあたってAFエリアのフォーカスポイントの小ささと連写速度の遅さは気になる点であり、今後ボディを変えるときに重視したいところである。また、画面がチルト式でないことも不便を感じることが多い。

・標準ズーム:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

 2010年発売(公式サイトへのリンク)。それまではD5300ダブルズームキットを使っていたが、10年前の格安レンズとは思えない解像感とF2.8通しの明るさに虜になり、梅田のキタムラで購入した。

 現在のこのレンズの使い方は、引きでの鉄道写真や、風景、街のスナップ、旅行先の記録など。というかレンズが標準望遠1本ずつしかないので標準帯が欲しいときはこれ一択になる。そういうわけで、このレンズにはシチュエーションを問わず万能に働いてもらっている。キトレンにはない解像感とf2.8通しの明るさ、そして価格のお手頃感には全く文句をつけられない。

 一方で、気になる点としては広角端での周辺部の歪みが挙げられる。私が過去に撮った写真を俯瞰してみたところ、風景など引き(=広角)で撮る場面が多く、周辺部の歪みは無視できないポイントである。

 それから、AF速度が(70-200に比べると)微妙で鉄道写真では使えない程度である点も述べておく。もちろん置きピンすれば問題ないし、動きものを撮らないのであれば十分に高速・正確なAFである。AF駆動音が喧しいというレビューもあるが、動画にAFを使わないかぎり個人的には問題ない程度の騒音だと思う。

・望遠ズーム:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

 2009年発売(公式サイトへのリンク)。Zマウントで70-200が出た今となっては2世代前のレンズだが、私にとってはこれで十分である。焦点距離が35mm換算1.5倍になるDX機で使っていることもあって、望遠端が足りず困ることはほとんどない。圧倒的な描画性能とAFの食いつきで、私の使い方では申し分のない働きをしてくれる。

 以前はD5300のキトレンだったAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRを望遠ズームとして使っていたが、200mm(35mm換算300mm)以上を余り使わなかったこと、かねてから70-200VRIIの写りに憧れを持っていたことから購入に至った(置き換えられたAF-P70-300DXもキトレンの中ではかなり優秀なレンズであったことも申し添えておきたい)。

 現在のこのレンズの使い方は、ほとんど鉄道写真一択で、それ以外はたまに街撮りで望遠が欲しいときや動物園に行ったときに登場していただく程度である。開放から十分な解像感が得られるが、f5.6くらいまで絞ればカリカリの絵を吐き出してくれる。このレンズで撮った俯瞰写真を眺めるだけでも、さながら「ウォー〇ーを探せ!」のごとく細部まで楽しめるものである。

・1.4倍テレコン:TC-14EII

 先の70-200を購入後、DX70-300では届いていたが70-200では届かない領域をどうカバーすべきか?ということを思案した結果、財布との相談や旅行に持ち出す際の手軽さ(カメラバッグの空いてるところに突っ込める)もあってテレコンでカバーすることにした。購入から半年ほど経つが、使用した機会は片手で数えるほどにすぎない。すべて70-200に取り付けて即席サンヨンとして使っていた。

◆今後増やしていきたい機材とは?

 以上を踏まえると、現状の機材に対する私の不満はさして大きなものではなく、むしろ満足しているという方が近い。一方で、これまで手を出してこなかった単焦点レンズを試す機会を持ったり、近年登場したZシステムに店頭などで触れてみたりすると、そういった機材が欲しくなってしまうのも事実である。

 そんなわけで、お金もないのに新しい機材の購入を妄想していると、存外にあまり選択肢があるわけではないのではないか?ということに最近気づいた。大前提として、私が写真の写り以外にボディとレンズシステムに求めていることとして次のようなことが挙げられる。
軽量であること...旅行に持っていくため。乗り鉄分が多めなこともあるが、単純に荷物を少なくしたい。
ズームレンズであること...上と同様。単焦点をたくさん持つのはお金も場所(荷物)もたくさん必要だし、なにより移動中にレンズを付け替えるのは想像以上に難しい作業である。
明るく撮れること...1日中行動する限界旅行者である私にとって、夜間でも明るく撮れることは重要である。
 要は、明所暗所問わずオールマイティーに使えるボディと明るくてちゃんと写るズームレンズができるだけ小さいサイズで欲しいのである。

 以上の3点を念頭に置いて現在のボディとレンズシステムを見てみると、次のような不満点が出てくる。
不満点①D7200がデカくて重いのでミラーレスなど小型軽量なものにしたい
不満点②D7200で私的に許容できる限界のISO1600よりも高感度で撮りたい不満点③(可能ならば)SIGMA17-50mmの周辺部の歪みをなくしたい
 このような不満(繰り返すようだが、さして大きなものではない)を解消できるような機材の買い方はどのようなものだろう?といろいろ思案したが、主に次の3つに至った。

・①D750+FX標準ズーム

 思い切ってFX機のD750を購入し、使えなくなる標準ズームも置き換えるプラン。不満点②③を一気に解消でき、ついでにチルト式画面にもなる。一方で、D7200とD750の大きさ・重さがさして変わらないことや、フルサイズの標準ズームはバカでかいため不満点①に示した小型軽量とは程遠く、さらに投資すべき金額も少なく見積もっても15~20万ほど(中古)はかかるということを考えると、余り良い選択肢ではないのではないか。

・②Z6II+FTZ+Z24-70F4

 こちらも思い切って最新鋭のZ6IIに乗り換えるプラン。Z6IIならば不満点①②を解決でき、Z24-70F4ならば今よりもF値は下がるがボディ側で明るさはカバーできるので③も解決する。ついでに広いAFポイントと高速連写、チルト液晶も手に入る。しかし、30万を超える価格が大きなネックである。

①②に共通する懸念としては、DX機からFX機に移ることで望遠に弱くなってしまう点である。旅先で軽く鉄道を撮りたい時などを考えると、手軽に35mm換算300mmを手にすることができるDX機は魅力的である。また、FX機ではDX機専用のSIGMA17-50mmが使えず新たに標準ズームを買わなければいけない点も(お財布的に)痛いところである。そこで次のようなプランが出てくる。

・③D500

 FXへの移行はせず、連写と高感度に強いD500を導入するプラン。広いAFポイントと高速連写は魅力的だが、D500はD7200よりもデカくてゴツいので不満点①は解消できないうえに、低感度ではD7200と大差ないどころか画素数の低さからD7200の方が優れている点もあるなど、私の求めている"オールマイティーに使えるボディ"かどうかは疑問が残る。一方で、レンズ資産をそのまま使えるため価格は10万程度(中古)と先の2つより低く抑えられるのは大きい。結局お金のことで悩んでいるのである。

◆結論

 金が有り余っていればZ7II+FTZ+Z24-70を買って望遠が欲しいときにはDXクロップするが、そんな余裕はないので考えが堂々巡りしている。なんなら今の形が一番いいのではないかとも考えている。D500のZ版が出ればそれが最適解?


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