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皇居ラン

がん再発から2年が経ちました。
抗がん剤の副作用の影響で、末梢神経障害に陥りましたが、
幸い脳腫瘍はトロンだけで滅失させることができました。
ただし、医学的には末梢神経障害は不治の病と言われています。
それも、一時歩行困難になったもののその後の努力により軽く走れるようになりました。まさに奇跡がここにも起きています。

そこで、2年ぶりに皇居ランへ。
皇居といえば、東京のランナーのメッカであり、必要不可欠な聖地です。
普段、ジョグ程度しかできなかったのが、1週5㎞を30分で走ることができました。正直、まだまだ50%くらいの走りしかできませんが…
長距離はやればやるほど記録が出ます。
今は、まだリハビリのような感じですが、自分としては諦めない気持ちが一番大事だと思います。

また、皇居には楠木正成の像があります。運命に立ち向かった男です。
彼は自らの信念を曲げることなく、圧倒的な勢力を持つ敵軍に立ち向かいました。彼には深い愛がありました。その愛は、恐怖よりも強く、死も超えて心を動かしていました。

それは、体が完全になくとも、心が折れなければ先に進むことができるということ。 そして、何より大切なのは、愛するもののために、最後まで戦い続ける強さだと。

皇居の周囲を一周すると、目からは涙がこぼれました。
涙の理由は、痛みでも悲しみでもありません。 それは、2年間の闘病生活の中で、見つけた新しい人生への感謝の涙でした。

戦いはまだ終わっていません…!!

楠木正成像

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