2021/07/22「うつでも起業で生きていく」林直人著 読書感想

自分の場合、持病持ちで、疲れやすいので、タイトルが気になり読んでみました。

著者はうつの方らしく、何度も「調子が悪いときは寝てていい」と書いてます。

そして、動けるときに働く、動けないときにはサボれる商売の仕方(システムの構築)をする、と言ったことが書かれていました。

巻末には和田秀樹さんとの対談があり、それも魅力的でした。著者のこの本で伝えたかった「一つの道だけじゃないんだよ、いろんな道があるんだよ」の言葉には励まされました。

とはいっても、受け入れづらい内容もありました。

エーリッヒ・フロムという方の言葉を借りて、「人は力の正しさよりも、力の強さに魅了される」などは本当なのかもしれませんが、自分の考えとは合わなかったです。

自分が正しいことだけしてきたわけではないし、今思えば失敗ばかりでしたけど、力が強ければ良いのか、とは思ってしまいます。

著書のamazonレビューで誤った内容が書いてあれば、裁判を起こす、というのも、ピンときませんでした。

自分を守るためにしょうがないことなのかもしれませんが、これも自分には合わないかな、と。

自分はゆるい世の中に生きているのかもしれませんね。現実はそうそうたやすくはないのかもしれません。

それでも、「うつ病患者が排除されるような社会では日本はますます沈没する」などは弱い立場の人を守っているように感じ、頼もしく感じたのも事実です。

自分も動けるときに動いて、休めるときには休むというのを肝に銘じたいです。自分の疲れやすさは自然に治すしかないものみたいなもので。

あとは、「「自分が当たり前だと思っていること」で稼ごう」、なんて言葉も好きです。

自分にとってはイラストを描くのがごく普通の行為なので、イラスト界隈のもので収益を上げられたら、好きなことで食べていけるので、嬉しいですね。

芽は徐々に出始めている感じなので、継続していきたいです。