2021/08/22「モネのあしあと」原田マハ著。読書感想

ちょっと間をあけて読んでいたので、途中よく覚えてないのですが、モネの人間としての良さが印象的でした。

もちろんモネの絵画は素晴らしいですけど、人格的に良いのであれば、後世に名を残す必要もないのではないかな、なんて思いました。

もちろんイラストを描いている身なので、イラストで収入を得たいとは考えてますけど、「絵描きの前に人である」という感じが自分の中にあります。

最近の潮流でも、問題を起こした人は後々、降板させられる、なんてこともあるので、あながち間違った考えではないと思います。

まあ、だからと言って、今まで自分が失敗したり迷惑をかけたりしていないか、と言われると、辛いところがあります。

それを土台にして、自分を正すしかないのでしょうけど、モネの場合、作品には苦しみなどを反映せず、喜びを反映させていたようです。

自分もそんなことをできたら良いなと感じさせてくれる本でした。