ひとモノガタリの録画を観て。

「“がんになって良かった”と言いたい~京大生のSNS闘病記~」

という回を録画していたので観ました。

大変な思いをされている方はたくさんいるのだな、と感じました。

自分も病気持ちで、いろいろな理由から病名は言えないのですが、一生治らない病気です。

偏見もまだあると思います。

でも、命を失う病気ではないと思います。

そういう意味では自分はまだまだ運の良い方だと思ってしまいました。

「病気になって良かった」と言えるかはまだわかりませんが、人に優しくはなれたかもしれません。

病気になるまでは、大学にも行き、好きなイラストを描く友達もでき、同人即売会参加、公募応募をして、社会人一年目はイラストレーターを目指し、活動もできました。

当時の力ではイラストレーターにはなれず、泣く泣くシステムエンジニアとして働くようにはなりましたが、両親にイラストレーターを目指したときに反対はされませんでした。

両親は就職のとき、「公務員が良いぞ」とは言ってましたが、押し付けはしませんでした。

イラストレーターを目指していた時期の生活は本当に苦しく、「やっぱり何かで収入を得なくては」という選択をしたのも自分です。

もし、両親の助言通り最初から公務員になってたら、生活はできてても、目標を目指せず、親に文句ばかり言っているイヤな人間になってたかもしれません。

システムエンジニアになり、その仕事も過酷で、病気にはなりましたが、「自分で選んだ道で病気になったのだから、自己責任だよな」と現在は思っていますので、親を怨むとか、親のせいで、とかそういうことはまったく思ってません。

むしろ、病気になった自分を受け入れてくれているので、感謝しています。

この先、結婚をすること、子供を持つこともなかなか難しい状況に変わりはありません。

けど、冒頭で観たと書いた番組で、「今を生きる」とありました。

自分は、「今できることを一歩ずつやっていく」ということを頑張って行こうと思ってます。

病気の影響でひどく疲れやすいので、遠出もままなりませんし、イラストの依頼を受けるのも難しいです。

ですが、プロのイラストレーターである高田ゲンキさんにありがたくもtwitterでPIXTAを紹介され、「これなら今の自分でもイラストで収入を得られるかも」と希望を持てました。

今はまだ2つイラストがダウンロードされただけですが、pixivを始めたときも、閲覧数も伸びず、いいねとかブックマークもなかなかつかなかったのを思い出せば、そんなものか、と思えます。

地元イベントも、開催時間をフルでいることは不可能ですが、参加できるようになってきましたので、そちらも参加していこうと思ってます。

活動内容は今まで書いてきたものと変わりありませんが、番組を観て、「自分のしようとしていることは間違っていないと思う」と感じてます。

1mmでも良いから前に進む。

後退したら、また起き上がって、歩みを続ければ良いのだと思っています。