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【読書感想】「考える力をつける本」轡田隆文著

行きつけの書店で取り上げていたものをたまたま見かけて
買いました。

「考える力」をつけるためのことが書かれている本ですけど、
やり方だけが書かれているのではなく、著者の体験なども
書かれていておもしろく読めました。

中には複数冊辞書を持ちましょう、みたいなことが書かれていて、
実践するには難しいこともありますけど、それはそれ。
言葉を生業としている人と、絵を生業にしている人との違いかな、
と割り切ってます(かといって、絵に関する必携書を持っている
かと言われると困りますけどね^^;)

あとは気になった文章を一部引用させていただきます。

p42-43
「時間を上手に使う方法」なんぞとこだわっているうちは、
決して上手に使うことはできない。そんな強迫観念から
自由になったとき時間はあなたのものになる。ここで
求められるのは、思い切りの良さだ。ある種の勇気なのである。

とあります。
「タイパ」を気にする人は逆にその言葉から自由になったときに、
もっと「タイパ」を上げられるのかな、なんて想像して
しまいました。

「道(タオ)」みたいなものかな、なんても思います。
「道(タオ)」はよく理解できてないですけどね。

自分の場合、一度イラストレーターの夢を持って、
社会人になりましたけど、10か月で早くも挫折。

その後、SEになって病気になりました。

それから苦労して結局イラストレーターの道を進み始めてます。

イラストレーターにこだわっていたときはできなかったものが、
関係のない仕事をしたり、マイナスと思われる病気持ちに
なったことで夢が叶う、なんていうこともあるのですね…。

もちろん失ったものもたくさんあります。

それでもできることのある生活はそれなりに楽しいです。
プラスマイナスで勘定したら、かなりマイナスですけど、
そればかりに気をとられていたら、やってけませんしね。

できることをやっていきたいです。

それと最後にこの本では、
「知性は、仕事よりもむしろ遊びに宿る」
「遊び上手は、仕事上手」
という言葉で締めくくられます。

趣味のギター演奏、作曲も自分のできる少ない遊びです。
…遊びたいですね^^

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