CS Dojo x Vancouver.dev x Supabase のカンファレンスが学びが多くて最高だった!
12/14にCS Dojo、Vancouver.dev、Supabaseが共催するカンファレンスに参加してきました!
私にとってはバンクーバーで参加する初めてのカンファレンスでした。この記事ではその参加レポートをまとめたいと思います。
どんなカンファレンス?
CS Dojoと Vancouver.dev、Supabaseが共催するミニカンファレンスで、12/14に開催されました。
Convergenceさんのオフィスで17:30から始まりました。
スピーカーが6人おり、メンターシップやキャリア、ソフトウェア設計、AIなどのトピックについてスピーチが行われました。これらのスピーチについては後ほど感想を書きたいと思います。
また、スポンサーのおかげで中華料理とドリンクを思う存分楽しめました!
トークの内容と感想
どのトークもYouTubeで配信されています。運営の皆さんに感謝です!(日本語字幕でかなり理解できるので、英語が不得意な方もぜひ見てみてください〜)
Qingyue(Annie) Wang: How to Give & Receive Feedback
AnnieさんはGoogleでソフトウェアエンジニア兼社内のキャリアコーチとして活躍されています。発表テーマはフィードバックについてでした。
フィードバックの与え方・受け取り方の基本であるグロース・マインドセットについて、実際の具体例を用いて説明してくださいました。
そして私たち(マネージャーだけを指しているわけではなくフィードバックを与える・受け取る人全員)が何をすべきで、何をすべきでないかを知ることができました。
自分はこれから多様なバックグラウンドを持つ人たちと一緒に仕事をする機会が多くなりそうなので、Googleかつカナダのような国際的な環境での経験を生かしたAnnieさんの話はとても参考になりました。
ちなみにAnnieさんが発表の中で使っていたこの表現がとても好きでした。
Jennifer Chou: Tech career You Can Passionate About
JenniferさんはEntryLevelという企業で働かれています。自分の強みを理解することに焦点を当て、テックキャリアについて発表されていました。
私はJenniferさんの発表スタイルがとても新鮮で面白かったです。ミームを多く使っいまさにmake it funな発表でした。
加えて、自分の強みを明確化するためのアイデアも知ることができました。
質疑応答で、大学入学前は内向的な性格だったと話していました。ですが今回の彼女の発表はとてもパッションがあり、そんなことはまったく想像できませんでしたが。。笑
Kasey Fu: Impact of AI on the Future of Product Management
Kaseyさんの発表は、特にプロダクトマネジメントにおけるAIの影響についてでした。
発表の中で、彼はプロダクト・マネージャーに何が起こるかを以下の写真のように説明していました。これを見るとPMは必要だと思いました。
AIアシスタントは本当に素晴らしく、時にはとても役立つものだと認めざるを得ないと思っています。ですが発表内でもあったようにその使い方やAIが与えてくれる情報をどう活用するかには注意を払う必要があると思いました。
また質疑応答では、今後学ぶことが必須となってくるであろうプロンプト・エンジニアリングは単なるツールとして捉え、エンジニアやデザイナーのような実際に行動する主体である人にプロンプト・エンジニアリングを委ねるように、とのアドバイスもありました。
Yang Su: Good Software Design
Yangさんの発表は古き良きソフトウェア設計についてでした。彼はソフトウェア設計の何が良いのか、なぜ読みやすさと柔軟性が重要なのかを説明してくれました。そして時には柔軟すぎることが問題につながる可能性があることも発表の中で指摘していました。
また良いソフトウェアを設計する方法を4つのステップに分けて説明してくださいました。中でも特に興味を持ったのは、最初のステップである「コンテキストの理解」です。
以前コンテキストがなく、なぜそう作る必要があるのかわからない要件定義書を見たことがありますが、そのような状況でもコンテキストを明確にするために努力をすることが重要になるのかなと思いました。
その後、Pythonを使った実際のソースコード例を使って、良いソフトウェア設計について説明してくださり、とても理解しやすかったです。
Germaine Chu: Mentorship, Finding Mentors and All Around You
GermaineさんはWorkdayでソフトウェアエンジニアとして働いており、メンターシップについて発表してくださいました。私はこのカンファレンスではメンターの役割だったので、とても参考になりました。
彼女は、私たちの周りには自分で気づいていないメンター(発表内では「Pure Mentor」と言っていた)がいるという話をしてくれました。また、メンターを見つけるためのいくつかのステップを教えてくれました。
自分が特に興味を持ったのは3つ目のステップである「ピア・メンターの追求」(発表内では「THE PURSUIT OF THE PEER MENTOR」と言われていた。メンターを見つけるという意味だという理解)です。
発表でも言っていたのですがそれはとても難しいことだと感じました。発表の中では、自分の目標について意図的に考え自分ができること、できないことに正直に向き合うことで、メンターを見つけることができるという話がありました。
メンターを探すとき、自分が初心者フェーズのときは特に「メンターにとってどんな利点があるのだろう?」とよく考えます。
Germaineさんの発表内では、メンティーは同じ話題に情熱を燃やす人たちとつながる機会をメンターに提供することができ、それがメンターにとって利点になるという話がありました。そのように考えたことはあまりなかったので目から鱗でした。
また4つ目のステップで話されていたのですが、メンターにとっての利点を見つけるためにメンターをよく観察することは重要になりそうだと思いました。
YK Sugi: The Present and Future of Coding with AI
最後のプレゼンテーションは、CS Dojoのチーフ道場長であるYKさんによるものでした。内容は、AIを使ったコーディングの現在と未来でした。
最初に「AIは開発に取って代わるのか?」という質問がありました。自分は、会場で誰かが答えていたように「いいえ、単なるツールです。。(よね。。?)」と答えたかったです。笑
その後、AIをコーディングに活用するための12のヒントを紹介してくれました。自分にとって一番重要だったのは、「AIに頼りすぎないこと」だなと思いました。というのも自信がないときほど不安なのでAIに頼りたくなるからです。
今後もAIアシスタントをなんらかの形で使い続けるので、このヒントを肝に銘じて、まずは自分で対処する、それからAIの力を借りようと思います。素晴らしい発表をありがとうございます!
まとめ
各スピーカーはそれぞれユニークな発表スタイルで、トピックもさまざまだったので、交流の時間を含め、最初から最後までカンファレンスを楽しむことができました!
AIに焦点を当てたスピーカーも多くいた印象です。このカンファレンスを通しては、AI活用のユースケースやメリット・デメリットを学ぶことができました。
また、スピーチの間の交流の時間も、新しい人たちと話す機会になり、バンクーバー新参者の私にとってはとても有意義な時間でした。
最後に、私をメンターとして指名してくださった主催者の方々に感謝するとともに、スポンサーの方々、そしてもちろん素晴らしい知識を分かち合ってくださったスピーカーの方々にも感謝します!
ありがとうございました!!
ちなみに同じ内容で英語版をMediumに書いています。✌🏻
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