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生きるということ:働けないことへの備え

ワイちゃんである。
突然だが、声に出して読みたいスレタイというまとめを以前読んだ気がする。
その中でも特に秀逸だと感じたのがこれ。

【乞食速報】墓地が無料!急いで死ね!

この暴力的なまでの疾走感は、ワイちゃん以外にも覚えている方が多いのではないだろうか?
無料だからって死ぬことはないだろう、という常識感をぶち破るような
勢いはなんだか、そうか得なのか、と思わせてしまうような凄味がある。

そう、ある種においては得なのである。
死んでしまえば。

生きているだけで罰金といわれるような現代社会、例えば万が一があった場合の遺族への手当てはどうだろうか?

家族持ちであれば、大抵の場合死亡保険は持っているだろうし、子がいれば国民年金でも遺族年金がもらえる。
勤務先の福利厚生で総福や団定に加入していることもあるだろうし、死亡の原因が三大疾病などであれば、そういった保障を備えているケースも考えられる。
持ち家でローンを組んでいるのならば団信もある。

ともかく、様々な保障や補償により、遺族の生活を守ることができる可能性が高い。

一方、原因は何であれ、けがや病気を原因として働けなくなったような場合はどうだろうか?
障害年金?裁定が下りない程度の障害だったら?
傷病手当金?1年6カ月で元に戻らなかったら?
延長給付がある?ではその先は?

30代男性の有職者の死亡率は少し前のデータになるが、0.03%程度であるのに対し、メンタル疾患を原因として休職した人の割合は1.3%超になる。
およそ、40倍超の人が期間はともかくとして、休職し、収入が減少している計算になる。
ワイちゃんの保険金請求業務の経験的に、メンタルで休職された人のなかで
の復帰期間の比率はおおむね1年以内、1年から2年以内、2年超として時5:2:3くらいのイメージである。

ご存じのとおり、傷病手当金はおおむね額面で休職前の2/3程度の金額。
社保、住民税も考慮すると手取りに対してもほぼ同じ程度になるため
額面30万の方であれば、休職中の収入はざっくり、額面の半分程度と考えて差支えがない。
つまり15~16万程度である。

どう考えても大ダメージではあるまいか?

一馬力、あるいはダブルインカム、家庭の形はいろいろだが、長期の休職を想定した備えというのは、貯蓄か、保険か、パートナーの収入を増やすのか?いずれの形であれ必要性が高いということを考えていただきたいと思う。

なお、目安としては従前の収入の八割は確保したいところ。
というわけで、次回は所得補償保険(LTD/STD)について解説するよッ!

ちなみに、ヘッダの画像はBingちゃんにGPT4.0の力で
「精神疾患で休職することになった、家庭のある30代男性」
というワードで生成してもらったんだけど、
すごすぎない?
もう、画像素材サイトいらんじゃろ・・・

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