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生きるということ:働けない時の保険②

ワイちゃんである。
前回に引き続き就業不能保険と所得補償保険について詳しく見ていこう。

保険金額について

就業不能保険の場合、あらかじめ契約している
保険金額を月額給付される。
ほとんどのケースにおいて5万円刻みで
または任意に設定できるが、
自身の収入に応じて上限があり、それを超えての
申し込みはできない。
モラルリスク対策ですわね。

所得補償保険の場合は2種類あり、
一つが就業不能保険と同じく定額給付を
行うタイプと、あらかじめ決められた
給付率に基づき支払われる定率型がある。

こちらも就業不能保険と同じく
月収の何割まで、という制限があり、
定率型の場合は、基本的に公的給付の控除を
行った残りに対して給付を行うため
いずれにせよ、いわゆる焼け太りは
未然防止される。

前回の例で言えば、額面30万円の人は、
手取り24万、傷病手当金受給中は
手取り約15万な訳なので、10万円を
保険金額として設定しておけば
不足額を補える可能性がある。

もっとも、就業不能保険にせよ所得補償保険にせよ
支払い開始まで2ヶ月から長いと半年程度の
対象外期間があり、その後の請求となるため
やはり貯蓄等の備えは別に必要だと言える。

貯蓄なんて全くねえぜッ!
という古き良き江戸っ子ちゃんは
今回のボーナスは使わず取っとくが良い。
なおワイちゃんは年俸制なのでボーナスはない。
ちゅらい。

保険期間について

こちらも任意の保険期間を申込時に設定する。
就業不能保険の場合は60歳前後を目安として
5年刻み、
所得補償保険も定年退職の年齢がベースである。
就業不能保険は保険期間中一定の保険料が
基本だが、
所得補償保険は損保なので、大体5年刻みで
保険料が上がることが多い
特に50代以降の傾斜がキツイので
約定給付率を下げてなど状況に応じた
見直しが必要になることもあるかもしれない。

いずれにせよ、働けなくなったことをケアする
保険なので、
障害が残った場合の定年退職後の生活については
カバーできない。
特に国民年金一本の方だと、この辺りも
考慮しておきたいところ。

また、例えば退職した場合については
勤務先が退職金の設定などを行っているような
ときは
再就職できなかったとすると、その分、
老後の備えが不足することになるため
月々の生活が足りる、という視点だけでは
後々のライフプランにも影響がでるということも
把握されておかれたい。

次回は具体的な所得補償保険の受給について
見ていくわよッ!

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