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社会マネジメント系

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ゼミ生の研究で、社会マネジメント系に分類される研究書評をまとめています。社会、経済、ジェンダーに関心のある方はぜひご覧ください! スキ!やコメントお待ちしております!
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#研究

研究書評

6/27 研究書評 渡真利 紘一(2020)「NPOからみた行政との協働プロセス~福祉分野のNPOのケーススタディから~」 計画行政43巻 4 号 p. 21-26 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jappm/43/4/43_21/_article/-char/ja 【選択理由】 ここまでの書評で、「非営利組織の経営」、「行政との協働」など様々な論点が見つかった。その中で、今後は、「行政との協働」に着目して、研究を進めたいと考え、

【研究 vol.1】学習障害、ディスレクシア、境界知能ー基礎知識編

まだふわっとしていますが、学習障害をDXで支援できないか、という研究をしていくつもりです。そのための第一歩。 学習障害、ディスレクシア、境界知能の基礎知識をまとめます。 学習障害(限局性学習症)〇種類 ①LD(Learning Disabilities)ー教育的な立場 ・・・知的発達に遅れは無い。聞く、話す、推論する、学習面での広い範囲での障害を指す。 ②LD(Learning Disorders)ー医学的な立場 ・・・「読み書きの特異的な障害」「算数技能の獲得における特

研究書評(インターネットとメディアの変容)

研究書評(0427)今回取り上げる文献 横田明美(2019)「効率性や経済合理性を「ほどほどに」統御するための公法学 ― 山本龍彦(編著)『AIと憲法』に寄せて」『自治総研通巻』487号 URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jichisoken/45/487/45_69/_pdf/-char/ja 最終閲覧:2023年4月26日 内容総括・選択理由 本文献は山本龍彦(編)(2018)「AIと憲法」、日本経済新聞社の議

研究書評「SNSの正の側面、負の側面、そこから考える付き合い方について」

4月27日 今回は人文・社会科学論集31巻p,29~46に収録されている 小寺敦之さんの「「インターネット依存」研究の展開とその問題」を 取り上げた。 <内容総括、選択理由> この当時から危惧されていたインターネット依存、その実態を捉えるとともにインターネットに依存することの危険性、研究の展開、研究する上での問題点、どこからを依存と呼ぶのかなど幅広い問題に目を向けてインターネット依存をこの当時(2014)から警鐘を鳴らしている。なぜこの論文を持ってきたかというと、SNS