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エストニアで会社口座開設&契約書とインボイスを作る

どうも、前回の記事でエストニアで(弱小ぼっち)会社を作ったしんぷぅです。

この記事のラストでRevolutで会社の口座を作ると書きましたが、結局Wiseで作りました。その後実際に仕事のために契約書を作って電子署名したり、支払い請求のため相手の会社にインボイスを送ったりしています。今回はその辺りのまとめ。

というわけで再度になりますが、この記事にはe-Residencyや現地住所及びコンタクトパーソン取得に関する情報は一切含まれません。そんなことしてないでさっさとエストニアに移住するといいよ!←

会社の存在証明?を求められるが、そんなもの(ネット上にしか)ねえよ編

会計の時の手間もあるので、会社の口座をつくってそこで入出金したほうがいいと友人に勧められました。そのため以前一度個人アカウントを作ろうとしていたRevolutというフィンテック会社(調べたら今話題な露人と宇人の共同で英国に作られた会社らしいですわよ)で口座をつくろうとしたんですが…

「口座作成のための会社証明用の書類には公証人の証明がいるよ」

ということで、詰みました。(クソ早い)

前回エストニアで早くて簡単☆電子起業したわけですが、その手法というのがそもそも正式に「公証人云々をスキップして簡潔に起業できます」という方法なんですよね。一応手数料払って公証人通して起業申請して受理してもらって…という方法もあるんですよ。後から知ったけど。

そんなわけなので、例のRIKにある会社の登録ページから会社に関する各種書類をPDFで落とせるので片っ端からRevolutに送ってみたんですけど、全部公証人の証明なんてないため却下されました。

しかし今更そんなことのためにわざわざ公証人探して手数料払って書類出して…とかやってられねえ!と思い、エストニア人起業家による送金サービスWise(元TransferWise)で口座開設することにしました。お前らならエストニアの事情に配慮してくれるだろ!そういう期待を持って。

結果的にはこちらでアプリDL
→支持されるままに登録&情報入力
→会社認証プロセス
→口座開設手数料払って開設
と相成りました。
登録や情報入力自体はIDカードの両面写真送って、各種会社情報入力して(書類添付などは必要なし。会社名などのみだったはず)(記憶があいまい)、という非常に簡潔なものだったんですが、認証開始してからちょっと時間がかかりました…。

アプリの表示が「認証は〇日までには終わる予定です」
→終わらない、「あと1-2日で終わる予定です」に表示変化
→認証開始一週間経過したけど応答なしなのでいい加減サポートにチャット飛ばす
→返事が来る前に最初の認証プロセスが期限切れする\(^o^)/(これは認証時、口座開設手数料の銀行口座からの振り込みが保留されてたので多分一週間で戻してるんだと思う)
→仕方なく再度プロセス再開している間にサポートから返事が来る(これはチャット開始後30分以内とか割とすぐ)
→ぼく「上記という訳なんですがちょっとどうにかなりますかね…」と返事
→サポート「わかりました!認証チームに送ります!」
→数分じゃね?ってレベルで速攻認証終了

…すぐサポートに連絡すればよかったのだ!!はい。まあなんかうまくいかなかったらアプリからサポートにチャット飛ばしたらすぐ対応来たので、そちらがオススメかと思います。

一旦認証が済んで開設手数料の支払いが済むと、各種の主だった通貨で口座開設ができますのでとりあえずEuroで作っておきます。今後のインボイスの振込先をこれに指定するわけですね。

なお最近契約したある仕事がドル支払いだったので、この時自分はUSドル口座も作っております。ついにUSドル持ちに!まあ今どき何が突然暴落するかわかんないから色々持っておいてもいいかなって…。

契約書を作って電子署名するよ

とか言って契約書作ってくれたのは友人の会社なんですけども。何しろ仕事受けるのこっちだからね。まあ正直この方は前からずぶずぶお付き合いのあるお友達なので、契約書と言っても超マジなあれではなく、テンプレをちょっと編集して契約書交わすごっこしたと言えなくもないあれです。八百長や。

なお使ったテンプレはこちらだそうです。

こちらに秘密保持条項とJurisdiction系追加したりいじって使ったとのこと。まあざっくりこちらでも内容確認しましたが特に問題はないかと。法廷での挙動云々…みたいな項目があったので、「次はエストニアの法廷で会おう」って言っておきました。…まあ正直リアルに家がご近所なので、いざとなったら物理で殴り合った方が早いけどな!!!(?)

書類ができたらあとはお互いに電子署名して終了だぜ。IDカード使ってもいいし、例のSmart-IDでもなんでもOK。Smart-IDちゃんだいしゅきぃ…もうあなた無しでは生きられないぃ…とエロ漫画でお〇んぽに負けちゃうヒロインみたいな顔になっております。

インボイスを送って支払い請求しよう

まあ言うてこれも例のずぶずぶの友人宛なので半ば八百長…ごっこなんですけども…まあ…ただし前段の契約書は多分我々自身以外の今後目にすることはないかと思いますがw、こちらは会計とか例のAnnual Reportする時に使うかと思われます。

特に狙ったわけでもないんですが、Wiseのインボイステンプレを使ってみました。

まあテンプレ通りに流し込みつつ適宜要らん部分を消したり改変したりすればいいと思います。例えば今回は基本時給払いなので、請求内容を成果物単価じゃなく時間のレートとかかった時間表記に変えたりなどしました。

あと日付に関しては、日本と違ってエストニアの支払いサイクルが二週間とかで早かったりするらしく、あまりいつにしないとダメとかないそうです。自分は今回毎度変更するの面倒だし…ということで、適当に月初めで先月ぶんの支払い請求ということにしております。

あと前回の記事でも話題に(?)上げたVATを上乗せ請求するのかどうなのかみたいな話になり、向こうの会社の会計士に質問してみたところ

If they are not VAT obligated, they will invoice without VAT and you will pay the exact amount.
If they are VAT obligated, they would invoice you and you would get VAT back from the state.

とのありがたいお答えが。

ということで、我々弱小ぼっち会社マンはVAT無しの金額で請求や!(前回も書きましたが、「VATは対象(の会社)の課税される取引額ぶんがその年度開始から40000ユーロ以上にならない限り、任意」だそうです。)

さっき取った口座のアカウント情報を記入して送り付けたら、あとは支払いが完了するのを待ちましょう。…もしなかったら法廷でバトルになる訳ですね。学びだな。(?)

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はい。ちゃんと「ぽい」やん?(だいたいWiseさんのテンプレのおかげ)


次はAnnual Report会計士無しチャレンジだね…まあそれは長い長い先の話ということで…。あと弱小会社というか、年収によって税金の控除申請もできるというかしないとまずいので、その辺の話もいずれ。というか僕がやらなきゃならないので…←


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