年金事務所問題で活躍した『特定を主とする自称反差別』の持つ【欺瞞】及び彼らの抱える【差別性】(1)

初対面の方は初めまして。
ご存知の方はお久しぶり。
神條遼(かみじょうはるか)と申します。

さて、以前の約束通りに年金事務所問題における四谷氏の行動、及びアームズ魂氏の弁明noteにおける【欺瞞】と【差別性】について書き記そうと思います。

先ず当該noteを一読して『何を御為倒しを並べて自己正当化を図ってるのか』と呆れ返ったのを覚えています。
そして同時に『やはりコイツらは、無自覚に差別に加担していながら反差別を謳う「恥知らず」でしかなかったな』という思いを抱きました。
具体的に問題を感じた点は

①『何故ここまで批判されるのかを全く理解出来ないほどに「差別問題」について何も考えていないのだな』という
【確認と確信】
②『やはり、マジョリティの立場を捨てずに、遊びで「反差別」という名目で特定ごっこをやっているのだな』という
【呆れと諦め】
③『マイノリティの代弁者としての行動ではなく、自身の承認欲求を満たしたいがための道具として「差別問題」を利用するな』という
【憤り】


以上の三点です。
然し『何故そのような思いを抱いたのか』と疑問に思われることでしょう。
そこで問題noteを参照しながら一つずつ解説していきますので少々お付き合い願います。

先ず当該事件の時系列や行動などは皆様方でご確認をお願いします。
更に当該note(世田谷年金事務所所長特定の際の一連の流れの中での我々の行動について)の全文通読は皆様方のほうでなさっておいて下さい。
事件に関する知識はあり、その上でもう既に一読された、通読済である、その前提で以下の解説を続けますので御容赦下さい。

先ず『何故あそこまで批判が巻き起こったか』ですが、そもそもの着火点は(皆様ご存知の通り)このツイートになります。

コレらのツイートに対して、カウンター界隈だけでなく反差別界隈の中からも猛烈な批判が起きた理由は……
決して
『俺達(カウンター)の功績を横取りするなという【縄張り意識】』
でも
『何も知らない素人がしゃしゃり出てくんなという【選民意識】』
でも
『勝手に代表者面するなという【既得権益被害の主張】』
でも有りません。
あの発言に内包される様々な【自己欺瞞】と【差別性の発露】自体に気付かぬまま、それを正当なものとして表明してることへの怒りなのです。

彼らは批判が巻き起こった原因を深く考えずに、自分達に寄せられたツイートに反応を繰り返すだけしかしていなかったため、後日公開されたnoteでも

としか認識していません。
自分からは何も考えていない、人に批判された(言われた)から初めて考えた、との自白に等しい内容です。
では、その欺瞞点を指摘していきましょう。

理由①の『面談意図』についてはこう語ります。

面談意図 1

彼が懸念しているのは、曰く
『機微(センシティブ)な個人情報を職員が自由に覗ける環境にあると、及び、公平公正でない恣意的な運用をしていたと「疑われる」のは年金制度自体の信頼崩壊に繋がりかねない』
らしいのです……
その懸念は理解出来ますが、それと『差別者当人と面談する』のはハッキリ言って何も関係がありません。
差別者当人と面談し謝罪を受けたからとて、年金事務組織に同類の人間が居ない保障にはなりませんし、今後発覚した場合の対応に変化が出ることもありません。
第一当人が謝罪したからと言って、第三者の抱くその『懸念』とやらが解消される訳もありません。
謝罪の翌日から『ああ、年金事務所の膿はこれで出し尽くした。信用出来るようになった』と思うはずがないのです。
飽く迄も『問題の当人』が『個人的』に態度を変えたというだけであり、『年金制度』という大きな組織の問題には一切無関係です。

仮に『年金事務組織での差別やヘイトスピーチへの対応策や各種SNSの運用基準を改善させたい』と思っていたなら、今回のツイートはそれこそ真逆の対応です。
組織の長に知らせることで『組織全体の問題』という意識を共有してもらうことでしか、組織の改善は起こり得ません。
それこそ、当人がどう弁明しようとも粛々と通報し怒りの声を届け続けるーーそれ以外に組織を動かす方法はありません。

ここまで言えば解るでしょう。
直接的に言うならば、今回の『面談意図』は『面談者個人の自己満足でしかない』のです。
自分自身が『差別をやめさせたぞ、懲らしめたぞ』と自己満足するのと同時に『加害者の話も聞こうとする公平な自分』に自己陶酔しているのです。

『面談意図』については他に二つほど理由を挙げています。

面談意図 2

当人が差別発言に至った動機を知って何の意味があるのでしょう。
今まで差別発言を繰り返していた人間の動機の殆どは

A 自己の発言を差別だとは認識しておらず、本心から「日本を良くするため」と思い込んでいるため
B 仲間内からの称賛やフォロワー数の増加等の承認欲求の充足のため

であるのは、過去の調査研究の成果によって既に明白になっています。(古くは安田浩一氏の著作【ネットと愛国】等)
ガチガチの『差別主義者』は極々少数なのです。

第一、大衆の目に触れる既存メディア(テレビや新聞等)で発表する伝手も持たない、学会に発表し問題意識を提起するでもない、そんな一般人に過ぎない者が他者の『差別発言に至った心理や動機や背景』を知るべく動いて何をするというのでしょう?
それは『自身の知的欲求を満たすため』という『自己満足』以外に何の意味があるのでしょうか。
それは『周囲から称賛され尊敬されたい』という『承認欲求』以外に何の意味があるのでしょうか。
(3月25日以降の彼らのTLを見ると解るでしょう)

ーー続きますーー

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