不味いパン 雑記その4
お世話になってます、神春です。
さっそくですが、人に歴史ありってのがありまして、老若男女国籍関係なく、人には歴史があります。
1歳のチビッコにも365日の歴史があります。え?1歳で歴史なんて変?いやいや、例えば母親視点にすれば、それは、もう生命誕生からの様々なドラマが繰り広げられた1年の歴史になるわけです。
で、人は誰しも同じ歴史を歩むわけではなく、人生十色なわけで、その人からすれば、当たり前の日常の光景でも、知らない人からすれば、それは心が動かされるほどのことだったりすると思うんです。
以前、拙マガジンの平成ゲーム業界の隅 魑魅魍魎編(こちらも面白いので、ぜひ、お読みください!)から2~3ヶ月後の頃、ある人から映画を作ることになったから手伝ってと言われ、その人の意向をたっぷりと聞き、企画とプロットとシナリオぽいのを出したですよ。
結局、プロデューサーの彼が脱税だの恐喝だのの違法行為で逮捕されちゃったりで案件は潰れました。
その時のネタは個人経営のスーパーを撮影に借りられるってことで、アジの干物を必ず毎週火水土に5枚買うオバサンや豆腐売り場の前で号泣するサラリーマン、日毎、人相が悪くなっていくアイドル志望の女子など、様々なお客さんの謎をレジ係の主役女性が妄想する話でした(実は宇宙人による地球侵略物語です。これ、拙作大怪獣デブラスのハマダさんから持ってきました)。
この時も、それまでの様々な人と話をしてきたことから考えたわけです。
で、相変わらず今もいろんな人と話をするのが好きな自分。それまで接点の無かった人とかと話すと、結構、面白いものです。本人からすると普通のことなのに?と思っても自分からすると面白いわけです。
今回、パン工場を軸舞台にしたわけですが、実際に働いていた人らからいろんな話を聞けば聞くほど、面白いわけです。いやぁ、そんな風にしてコンビニやスーパーで売っているパンを作ってんだなぁ、と。
劇中のクリーム炸裂は実際に起きた事として聞いた話を入れたのですが、実際は、もっと酷く、相当、あっちこちにクリームが飛び散り、まさにコントのように、工員さんらの顔面にブヴァ!っとクリームが当たったそうで。
他にも容器を引っくり返して全身マーガリンだらけになったりとかの話ッモ聞きました。
今回、3人の男女が出ます。この3人も、今まで実際にお会いした多くの人たちからの様々なエピソードを基にキャラを作りました。
みなさん、やはり口々に、こんなん日常茶飯事だよとおっしゃいます。んでも、テレビドラマみたいに退職届を片手にグーパンした人が本当にいたとは思ってもいなかったし、事情を聞くと、いや、ほんと、よくそこまで辛抱したものだと。
というわけで、今作不味いパンは今まで出会った様々な人たちの話を、まさにパン生地に練り入れて書いたわけです。
え?不味いパン、どんな話かって?何を今さら。ということで、こちら、ぜひ、お読みいただければ幸いです。無料ですよ。
https://www.pixiv.net/artworks/93458457
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