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いっこうに飲めないコーヒー

寒い休日の朝、眠気ざましにコーヒーを飲もうとキッチンに向かい電気ケトルに水を入れスイッチを押す。

そしてカップにインスタントコーヒーの粉を入れる。

沸騰するまでの間、寒いキッチンで待つのが億劫なのでベッドに潜り込む。

眠気に襲われ僕はまた夢の中へダイブする。起きた頃に「そうだコーヒー飲むんだった」とぬるくなった湯をまた沸かす。

ただ待ってることができない僕はまたベッドに潜り次はスマホでYouTubeを見ながら待つ。

そしたら案の定、観ていた動画に没頭してしまいお湯が沸騰したことに気付いても、この動画が終わったら、次の動画が終わったらを繰り返す。

気づいた時にもう昼どき。お腹が空き、カップ麺が食べたくなって、もう一度湯を沸かす。

いっこうにコーヒーが飲めないままでいる。

そんな日も悪くない。

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