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高い仕事

施術の仕事をしていると、◯分◯円といった形でやっているところが多いと思う。
もちろんその価格は"やる側"が設定するだろうし、相場はあれど自由に設定できる。

そうなった時に、自分の施術をいくらに設定するか?という話になる。もちろん支払い方法や回数券などによって、多少安くなることはあるけど、そういった割引など一切なしにした時にいくらにするのか?

リラクゼーションサロンの価格帯を見ていると、1分100円のメニューをよく見る。また整骨院で保険診療でやるとなると(不正請求については今回はスルーで)1分30円ほどだろう。
それに比べて完全自費でやっている整体院は1分150円〜200円くらいでやっているところが多い。

さっきも書いたけど、設定は好きにしたらいい。

ただ正直な話、やっている側からしたら価格が高いほうがやる気は出るだろうし、責任感も増える方が多いと思う。

私も過去に、保険請求バリバリの鍼灸整骨院で働いていた時は、いわゆるマッサージ的なことを1分50円で行っていた経験がある。また自費で施術を行うところだと1分100円〜160円くらいでやり、完全に自分でやる時は1分200円以上でやることもある。

もちろん経験値や勉強の量によって価格が少しずつ上っていくのはわかる。ただ他で考えたら一気に3倍以上まで価格を上げることは、珍しいのではないかと思う。
そういったいろいろな価格帯でやっていると、やっぱり高単価の方がやりがいは感じる。

よく「お客さんのために安く」ということを聞くが「そのお客さんって誰?」ということを感じる。安く手軽に受けたい人があなたの求めていたお客さんなのか?そういった人を獲得するために日頃から頑張っているのか?と思う。

そう聞くと多くの人から「いや、そうではないんだけど、、、」と返ってくる。そりゃそうだろう。そういった人はそういった人を集める組織に任せておけばいい。

そうじゃなくて自分が設定したそれなりの価格に対して、しっかりと理解できるお客さんを集める方が明らかに健全で、そのために頑張ることは気持ち的にもポジティブだ。

だからこそ勉強して、人に伝えて、能力を上げて、対価をいただく。

バカにみたいに安くするということは、勉強しなくても能力を上げなくても提供できるものを提供しているということだ。

もちろんここに、明確な「◯円以上」という正解はないけれど、自分の感覚的に「これならOK」「これはちょっと厳しい」とわかっていると思う。

その感覚を大事に、健全な努力をして価格をあげよう。
そうしたらいろいろと良い方向に変わってくる。

と思う。

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